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養生訓 巻第四 飲食下 鳳凰堂流解釈⑧

原文を現代文に改変
瓜は風涼の日及び秋月清涼の日、食べるべからず、極暑の時食うべし。

炙り餻(こう)、炙肉すでに炙りて、又熱湯に少しひたし、火毒を去りて食うべし。然らざれば津液をかわかす。又能く喉痺を發す。

鳳凰堂流意訳

瓜は風が吹き涼しい日や秋の清涼さをかんじる日には食べてはいけない、極暑の時に食べるべきである。

炙った餻(こう、カオ)や炙った肉は全て炙った後更に熱湯に少しひたし、火毒を取り去って食べるべきである。

そうしなければ津液をかわかす事になり、又良く喉痺が起こる事となる。

鳳凰堂流解釈
瓜は冷やす作用(清熱)がある為、気候が冷えている時に食べると後からお腹を下したりします。

食べ過ぎればその場で下すので分かりやすいですが、量がそれほど多くなければ体内に溜まり、次の季節に影響します。

炙った餅や肉等はこれとは反対に中に熱が籠もっている為、消化しやすく、発散させやすいように少し湯煎した方が良いと言う事でしょう。

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