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天星十二穴治雑病歌(7)

原文
其五
委中曲月秋裏,横紋脈中央。腰痛不能挙,沈沈引脊梁,痠疼筋莫展,風痺復無常,

膝頭難伸屈,鍼入即安康。(鍼五分 禁灸)


委中は膝を曲げると秋の月のように(月がハッキリ現れる)なる膝裏、横紋の中央にあります。

腰痛で足が上がらない、背骨まで引っ張る、筋肉が痛すぎて動かせない、色んなところに痺れや麻痺が出る、膝頭の動きが悪く屈伸が難しい。

以上のような場合は、鍼をすればすぐに治る。

古典では、この委中穴に泻血(血を出す方法)したりします。

鳳凰堂流では、委中の上下の幅と前後左右を考慮します。

急性や慢性でも代わります。

指しか使わない場合、筋肉を動かす場合、触れない場合等、感受性によって違いますが、1番はこれを、1つの経験として、患者さん自身が健康と病に関してだけでなく、自分の人生、生き方にまで想いを馳せていただけると、矮小な治療家が最大限能力を発揮できた気がします。

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