養生訓 巻五 洗浴 鳳凰堂流解釈⑥

原文を現代文に改変
泄痢し、及食滞、腹痛に、温湯に浴し、身腹を温むれば、氣めぐりて病癒ゆ。甚しるしあり。初發の病には藥を服するにまされり。

鳳凰堂意訳
下痢、食滞、腹痛の場合は、温浴して身体、腹を温めれば、氣が巡り病が治癒する。非常に療効がある。起こったばかりの病であれば薬を服用するよりも優れている。

鳳凰堂解釈
鳳凰堂が推奨する養生の一つでもあります。但し、温浴自体が氣を使う為、実証或いは虚実錯雑でなければ上がった後悪化する可能性もありますので、冬場等はかなりの注意が必要です。
ちなみに鳳凰堂の場合は、できるだけ早く、温かい状態を作って寝ます。普段養生し、初発の病を察知できればそれで風邪であっても直ぐに治癒します。

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