こんな夢をみた20240219

昔の職場を訪問する。三十年ぶりだ。今はとても偉くなっている隣の部署の先輩だったIさんから呼ばれた。観光ついでに行ってみることにしたが、いったい何の用だろうか。会社は様変わりしていた。とてもおしゃれだ。Iさんが迎えに来てくれた。部下と思しき若者が一名、ノートパソコンを抱えている。入口の左側にはコーヒースタンドっぽい施設が。そこでも社員らしき人々が個人別に仕切られたスペースで仕事をしている。案内されたのは和室のような打ち合わせゾーン。お茶にお茶菓子付き。V字型に湾曲したテーブルが使いにくい。さて、どんな用事だろうか。Iさんとは顔見知りといった程度で一緒に仕事をしたことはない。他にも呼べるような人はいただろうに。本題はオフコンを使ったシステムの提案を最適化するためのAI利用についてだった。すでに滅びた技術だと思っていたが需要があるらしい。しかし構築できるものがいないため、資料を読み込ませたAIが提案書を作成するというものだった。私だってやったことはない。せいぜいハードウェア設計のデバッグ時に最大構成のシステムを使ったことがあるくらいでソフトのことはさっぱりだ。それほど関わってた人がいなくなってしまったのか。Iさんに話す。AIはイラストや音楽、そういったものを人間の代わりに生成する。その結果は人が作ったものと較べることができるし、細かな違和感も確認できる。だが大規模システム構築は人間とAI、二種類作って比較することがコスト的に不可能。本当に最適なのかは確信が持てない。それを宣伝文句にするのはどうかとは思うが人手よりも短期間で提案できるというのが利点ですかね、と。先方が言いたいことを先に言ってしまったせいかIさんは黙ってしまった。おそらくAIで失われたシステム構築をやるのは正しい。イラストや絵画の評価にいる感性がここでは必要なくスコアで決められるだろう。しかしそれがほんとうに正解なのかという疑問、というか気持ちが残ってしまう。人がやればもっとうまい方法があったのではという気持ち。Iさんがやろうとしているのは私が抱くような疑念を抱く顧客を説得する方法を探しているのだろうか。(目が覚めた)

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