ウクライナ人だから気づいた日本の危機　ロシアと共産主義者が企む侵略のシナリオ　グレンコ・アンドリー　2019年6月出版

著者はウクライナ人で国際政治学者。一般の日本人より日本のことを知っている。歴史背景に熟知しており、古事記も読み神道のこともめっちゃ知ってる。どんだけ日本すきやねんって突っ込みたくなるくらい、日本への愛を半端なく感じる💛

クイズ「これはどこの国の特徴でしょう？」
・国民は平和ボケしている。
・「軍隊はなくてもいい」という論調が強い。
・近年、国益を明らかに損なった売国政権を経験している。
・外国に媚びた弱腰外交を行っている。
・愛国者は「ナショナリスト」「ファシスト」とレッテル貼りされている。
さてどこの国？日本だと思った？正解はウクライナ。とても日本と似ているのです。全く安全保障について考えなかったし防衛費は削り、軍人は尊敬されない。集団的自衛権に反対の声が大きい。そしてスパイ天国。そんなウクライナはロシアにクリミア半島を占領されました。日本は中国によって同じ結末になる危険性が十分あると思います。沖縄と尖閣諸島。著者は警鐘を鳴らす。
①核武装せよ！独自の核武装が難しければ核シェアリングすればいい。アメリカに働きかければ可能。防衛費増やすには国民の猛反対が起こる（反対の乗り越え方も具体的に本に書いてるけど割愛）
②人口２億人を目指せ！人口は国力の基礎。人がいないと国家・文化・道徳もない。出産、子育てしやすい環境を作り、毎年1％増えれば50年で達する。
③世界平和のために日本はリーダーになるべき！日本の文化・歴史・道徳心が素晴らしいから。世界の主要国で最も長く平和主義を実行しているのが日本。平和主義とは戦わないではない。自国に脅威がある時、攻撃される時は戦う。日本は400年以上、必要のない戦いをしていない。日清、日露、大東亜戦争は日本が自ら望んだものではない。日本がリーダーになり、不必要な戦争や侵略を起こしている国を正当に処罰すれば、世界は不必要な戦争を起こさなくなる。そして、他の善良な国の発展と繁栄を促し、協力するだろう。日本の助け合い、思いやりの精神を国際関係に導入すれば本当の共存共栄の世界ができる。

「世界平和のために、日本よ、強くなれ！」

【感想・行動】
私はクリミア半島侵略のこと、全く知らなかったな。でも高校生の息子はめっちゃ知ってた(@_@)著者のことも知ってた( °◊° )おかん！無知じゃあかんなと思った！この本、とても面白くて著者をTwitterフォローした。ほんだら、当日に飲み会あるって書いてるやん！これは行くしかないやろう(^▽^)/世界の最新情勢を教えてもらった。知らないことばかりだったよ。これは後日書こうかな。こんなこと書いていいんかな？驚いたのはこの本は全てご本人が書いているということ。訳者いないの。編集者のチェックも入るんだけど、ほぼ修正ありませんと。４冊程出しているけど、全部ご自身が日本語で書いた。「軍事力あげろ！なんて、グレンコは戦争をしたがっている」と非難される。でも(⌒∇⌒)「平和のための軍事力なんです」。参加者がわかりやすく言ってた「マイクタイソンに喧嘩を挑もうとしないでしょ」攻撃される可能性が少しでもあるのなら抑止力は必要。相手に攻めるメリットないなと思わせることが抑止力。私、昨年までは「核武装なんてとんでもない！」と思ってました。昨年この本を読んでいたら全く共感できず反発していたでしょう。なんでもタイミングですね(⌒∇⌒)私は核実験が嫌だ！もうこれ以上作る必要なんかない！と思っていたのですが、 既にあるもののシェアという方法もあるんだということが新発見でした。 賛否両論あると思いますが、これもひとつの選択肢。逆説もどんどん学んでいこう！大切なことは無関心を卒業して、現実に向き合うということですね(^^)

後日グレンコ先生にzoom登壇して頂いた。印象に残ったこと。
日本を強くする為に物理的には軍事力を付けることですが、同様に日本人としてのアイデンティティーをそれぞれが持つこと。これが本当に大事です。と。しっかり国史を学んでいこう。GHQが封鎖した日本人のアイデンティティーを学んでいこう。

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ウクライナ人だから気づいた　日本の危機 (扶桑社ＢＯＯＫＳ)