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社会問題

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2022年10月の記事一覧

人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか? 森田洋之2022年南日本ヘルスリサーチラボ№254

人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか? 森田洋之2022年南日本ヘルスリサーチラボ№254

著者の森田さんは夕張市が
破綻した時に、
日本一の高齢化の夕張市で、
病床が1/10になった現場を
経験している。
そこで医療崩壊は起きたのか?
結果は何も起きなかった!!
そんな彼が友人の大脇幸志郎さんに
題名の言葉を投げられた時、
思考がストップしてしまったそうだ。
そんな彼の新刊が出たので手に取った。

私もずっと疑問です。
80兆円使って(内11兆円は使途不明金)
世界トップクラスの接種率

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おそろしくへんなローリー はらふう2019年みらいパブリッシング№523

おそろしくへんなローリー はらふう2019年みらいパブリッシング№523

第1回 絵本出版賞
最優秀賞受賞作品

みんなと同じではないローリーは変な子。
人と違う人を変な人だと認識する。

「同じは幸せ」
「同じは便利」
「同じは安心」
「同じはらくちん」
「同じなら何も考えなくていいのさ、いいのさ、いいのさ」

学校は同じ制服、同じ給食、同じ勉強、同じ正解を強いる。
人と違うと特別支援学級へ。
親が子どもに
「みんなやってるでしょ!」
「どうしてみんなと同じに出来ない

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裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち上間陽子2017年太田出版№522

裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち上間陽子2017年太田出版№522

2012年から2016年まで6名の女性の取材記録。

貧困家庭で育ち、虐待を受けて育った女性たち。
安住を求め出会った男性にまた虐待を受ける。
望まない妊娠をする。
生きる為に、夜の世界へ。
未成年も多い。

この調査でお会いしたシングルマザー全員が、
自分のパートナーであり、
子どもの父親でもある男性との関係を
解消したあと、慰謝料も養育費も
一銭ももらえず、単身で子どもを
育てることを強いられ

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だから、もう眠らせてほしい -安楽死と緩和ケアを巡る、私たちの物語- 西智弘2020年晶文社№520

だから、もう眠らせてほしい -安楽死と緩和ケアを巡る、私たちの物語- 西智弘2020年晶文社№520

誰のための医療なんだろう? オランダ(人口1720万人)では
年間7000人が安楽死を迎える。
日本では認められていないので
スイスで安楽死を選ぶ人がいる。
それでも精神疾患があるということで
断られた37歳の吉田ユカさんは安楽死賛成。
看護師になるために癌治療しながら
勉強中の28歳のYさんは安楽死反対。

日本人の『自分のことは決められないけど、
他人のことは決められるという性質』を
考えると

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