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京都でも生活は続く。

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京都で暮らすと見られるもの。観光客の後頭部、遠巻きに人間を見つめる猫と、キノコの生えた街路樹、回収の遅い郊外の生活ごみ。
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2017年5月の記事一覧

鯨の胃/棺から六億年後に出ることーー「植物園」(宮沢もよよ)、ピノキオ、3月のライオン

宮沢もよよさんという人の、「植物園」という曲が本当に好きで、2012年にネットで公開されて以来、毎月のように聴いています。

歌詞はこんな風に始まります。

Ah ひび割れた小瓶を投げた朝に 僕は夢をみる Ah まるで鯨の胃の中のようだ 喰らい続ける

Ahから歌が始まるという斬新さよ。

「ひび割れた小瓶」というモチーフがどこから来ているかわかりませんが、「鯨の胃の中」は間違いなくピノキ

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