アラサーオタク女子がお金のことを意識し始めたお話

 私は地方から就職と同時に上京してきたオタク女子でした。社会人になってからは毎日仕事仕事仕事、休みにはイベントやライブでリフレッシュしてまた仕事の日々を過ごしていました。周りが結婚しようが子どもが生まれようが特に気にせず、時には仕事で死にたくなることや辛いことがありましたが、推しているジャンルを移動しながらも毎日楽しくオタクライフを満喫していました。そんな私にある転機が訪れました。世間がコロナで生活様式が一変する少し前のことです。

 第一の転機は仕事のことでどうしても耐えられないことがあり辞めようと思っていた時に退去準備として部屋のものをたくさん捨てたことでした。テーブル、布団、着ていない服やアクセサリー、保存用として買い漁っていたグッズ類。ほかにもたくさん捨てました。今まで部屋の片づけが苦手で、社会人になってからも部屋は足の踏み場がないくらいものであふれていた部屋を片付けました。たくさんのものを買ったけど結局捨ててお金がもったいないなぁと思いました。そんな片付けでしたが部屋がすっきりした頃には環境が一転し、今もなお仕事は続けられています。社会人3年目が過ぎた頃でした。

 第二の転機は将来への漠然とした不安から、貯金しなきゃなぁとぼんやり思いはじめたことでした。この頃はなんとなく引越をしたいな、脱毛したいな、痩せるためにジムとか通いたいなと思ったときにお金がたくさんかかることを知りました。また同時期にはじめて通帳記帳を行ったのですが、残高に愕然としました。やりたいことのためにはお金がたくさん必要だけど、今の自分にはそれがないからできない事実を初めて受け入れました。

この二つの転機があり、徐々にお金のことを意識していきました。社会人4年目を迎えた頃でした。

 使っているつもりはないけれどお金はない。けれどもその理由がわからない。今までお金のことを意識してこなかったため、少しずつ勉強を始めていきました。まずはお金に関する電子書籍を買い漁り読み込んで、そしてアプリで家計簿をつけ始めました。家計簿をつけてようやく気付いたのですが、毎月の収入以上に支出があり不足分はボーナスから補填されていました。とんでもないお金の使い方をしていたんだなぁとアラサーオタク女子ようやく気付きました。社会人5年目を過ぎた頃でした。

 今は社会人6年目を迎えております。毎日アプリで家計簿をつけつつ、Excelやノートで自作の家計簿を作製しています。分かりやすく続けやすいようにカスタマイズしたいが故に、ああでもないこうでもないと試行錯誤を続けています。未だに完成する気配がありません。


 現在の目標は分かりやすくカスタマイズした家計簿(Excel、手書きのノートどちらでも)で支出を把握することと、お金の流れをシンプルにわかりやすくすることです。クレジットカード二枚使い分けや保険料がメイン口座とは別に差し引かれていたりするので、その辺をまとめたいと思います。あとはもう少し固定費の方を見直ししたり日々の支出をもう少し考えて使えるようになりたいと思う次第です。

 以上がアラサーオタク女子がお金のことを意識し始めたお話でした。

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