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『氷の城壁』第4巻購入・紹介・感想(その2)

トップ画像は(その1)と同じものを使用しています。
今回の内容は(その1)の続きで、37-41話の部分と36話の部分になります。
もちろん本記事を含めてネタバレになっていますのでご注意くださいませ。

1.涙を流してしまうほど感動してしまった第4巻部分(その2)

【美姫を救うヨータ(主に39話「大好き」)】
イケメンのミナトが去り際のアイドル美姫の腕をつかんで、こゆんと友達になりたいんだけど・・・というところを、美姫と同じクラスのモブの女子2人がみて、少女漫画の一シーンのようなすごい良い雰囲気を感じる一場面が、ひと悶着を明確に起こすきっかけとなります(37話)。

それを見たモブ女子2人が、美姫と普段一緒に行動している友達女子3人のいる場で、ミナトやヨータや五十嵐といういい感じの男子と仲よさそうな感じをゴシップライクに問いかけをしたところ、美姫がついキツメの大声で「そういうんじゃないから!!」と言ってしまい、周りがちょっとひいてしまった感じのあと、トボトボと自分の席に戻ってゆきました。
美姫は、なりゆきで築いてしまった偽りのアイドル美姫としては失敗したと感じて落ち込み、本来の美姫に戻りたい!と思うようになりました。

女子めんどくせえ・・・というシーンとしてもうまく表現できています。

このシーンのあと、美姫と普段一緒に行動している友達女子3人に、美姫の行動で4つほどいつもと違和感のあることを、いつも一緒に行動しているクラスメイト(ひとつは間接的)に見聞きされ、美姫と3人の間がギクシャクしていきます。

ミナトが自販機前でいつものようにちょっかいをかけたところ、美姫の対応がいつもと違っているのを見て、美姫がなんかトラブルをかかえているな、ということにミナトとヨータが感づいたシーンがあります。
このあと、ヨータ、こゆん、ミナトが素晴らしいフォローを、それぞれのキャラクターに沿っておこなったシーンがとにかく素晴らしいし、泣けます。

ヨータは男子の仲間と一緒に自販機の前を離れましたが、しばらくたってから美姫のもとに取って返し、「夜連絡する!」といい、夜に美姫に会いに行くことになります。
家も遠いのにバイクで駆け付け、団地内の公園のブランコにとなりあって座り、とにかく美姫に寄りそって基本的に聞き役として対応し、こゆんもミナトも自分もありのままの美姫の味方だよと告げたあと、最後に美姫から泣きながら「大好き」「私ね ヨータと友達になれて 本当に良かった」といわれます。ヨータの包容力の大きさを感じさせる感動シーンといえます。

これに対して、先にこゆんに告げているように、LIKEとLOVEの両方の感情を美姫に持っているヨータからは「俺も大好き」というシーンが続きます。
美姫の「大好き」が純粋に友達としての大好き、ということを美姫本人の口から言われたシーンだけでも、ヨータの気持ちを思うとそれだけでも涙がでますし、ヨータもLOVEの部分の感情を表に出さずに「俺も大好き」と静かに言ったこの一連のシーンは特に泣けます。

ドライアイに悩む方は、ぜひともこの第4巻を購入して手元に置き、眼が乾いてきたらこのシーンを見るべきです。ドライアイが即座に解消されます(笑)。さすがに学校では無理ですが、ゆるめの会社であれば机において、眼が乾いてきたらここのページを見て、だれかが文句と付けてきたら「ドライアイの解消で見てます」と言い、加えて「このシーンを読んでくださいよ」と一連のシーンを見せ、さらに「「氷の城壁」はとにかく「神」だからぜひ読んで!」と布教につとめてくださいませ。

前にアップしてから時間がたってしまいましたし、本日下記のように、ジャンプTOONから『氷の城壁』に関するポッドキャストがあがったこともありますので、今回はヨータが救う場面のみとし、こゆん、ミナトが救うシーンに関しては項を改めて書くことにします。


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