韻を踏む2
真に受けて、カニつけてしまった八百屋のシマさん
八百長みたいな褒め言葉なのにいつも騙される青さのシバター
そうシマさんは仮の姿、夢をさすらう旅の凄さ
カビ臭さも一興として一向に捨てない野菜の歌だ
喝采を受けるため、8回もださいと言われた野菜
親父くさいと思うんだろう?
でも今や俺のもやしくださいって囃し立てられるんだ
話書けば食べられるんだ、それだけで。
でもそれだけじゃ夢は膨れないんだ。
だから服着れないけど俺だけが、育て作られる採れたてがある。
誇れ当てのない旅路でも。
ここで糧のない寂しい家来ども。
世界を目指すために頂けないものもあると知った。
デカいの汚す酒を|認め《したため》ないことが朝へと至った。
傘などいらなかった。
近さなど気に入らなかった。
イカサマなどしたくなかった。
神様だと言わしめたかった。
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