韻を踏む69
ロックフェス。中止になったらショックです。
でも臆せず会場に向かう小僧。
もし開催される場合、遅れる訳にはいかないから。
新品の靴が擦れる。足がもつれる。
特別にスタッフ経由で靴を貰った。
直接会ってお礼がしたいな。
きっと立派で高潔な人なんだろう。
足のサイズの調節もピッタリだ。
猛烈な感謝を心に秘めてセトリを校閲。
それが終わったら氷結を飲んでフェスを楽しむ。
一つ一つの小節を噛み締めるように聴く。
ご高説はありがたいけど、喋らんで演奏してくれ。
ギターソロの超絶技巧に痺れる。
さっきの足の血がすぐさま凝血したのは音楽のおかげ。
紆余曲折あったけど、やっぱりきて良かった。
でもこれが送別会になるなんて思ってもなかった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?