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【MIL】退路を断たれた男たちの開幕ロースター争い

 皆さんこんにちは。たんぼです。NPBはオープン戦が昨日で終わり、各球団が金曜日の開幕に備え最終調整に入りますが、海の向こうアメリカでは開幕が4/2(日本時間)ということもありまだまだプレシーズンマッチがたくさん行われています。ブルワーズは31日まであるらしいです。レギュラーから若手、招待選手を含め数多くの選手が出場しており、各チーム26個の椅子(ロースター)をめぐり激しい競争があったりなかったりラジ(以下略)しています。そこで今回はブルワーズの開幕予想ロースターを考えるうえでカギを握る、マイナーオプションを持たない選手たちに注目したいと思います。

マイナーオプションって??

 タイトル作っていざ説明するぞ!と意気込んで書いたものの、こちらに素晴らしい記事があったので説明をおまかせすることにしました。まとまっているので一読の価値ありです。以下ではざっくりいうと「メジャーか、DFAか」という状況に立たされている選手に関して書いていきます。

オプションの切れた主なブ軍戦士

 ということで本題です。ここでは各選手の簡単な成績とおかれた立場の説明をしていきます。

①Daniel Robertson
SFから移籍してきた内外野のユーティリティ。Spring Training(以下ST)でもそこそこの打撃成績を残しており、ロースター入りは濃厚か。
②Derek Fisher
TORからDFAされたところを金銭トレードで獲得した外野のバックアップ。STでの打撃もまずまずで、後述するMcKinneyと激しい争いを繰り広げる。
③Ray Black
肩の手術から復活を図るリリーバー。ただSTでの登板機会は少なく、開幕からフル稼働できるかは不透明。若手が伸び悩んだ時の保険としてキープするか?
④Jacob Nottingham
昨年はPinaのケガにより出場機会を得たものの、今年はNarvaezとPinaでメジャーの捕手をまわすことが予想される。また少ない出場機会でもアピールできておらず、DFAされる可能性がかなり高い。
⑤Daniel Vogelbach
STで持ち前の打力を発揮しているものの、今年はナ・リーグにDHがなく、さらにHiuraが一塁へコンバートしたことから、出場機会が限られることも予想される。
⑥Billy McKinney
上述のFisherとともに外野のバックアップ枠を争う一人で、こちらも打撃が上がってきている。Fisherと異なり一塁を守れることは有利に働くか。

開幕当日の陣容

 先日の記事で紹介したように、上記の選手から開幕ロースターに入れるのは、リードしているRobertsonとVogelbachを除くと4人のうち1人あるいは2人という状況です。

 さらに彼らはチームとして必要とされるポジション(特に内野)の要件を満たしていないので、開幕ロースターから漏れる可能性がかなり高いと予想されます。個人的にはFisherとMcKinneyの争いに勝ったほうがロースター入りすると思っていますが、この争いもポジションや年齢を考慮すればMcKinneyに分があると考えています。
 ロースターに入れない選手はDFAされることになりますが、トレードでプロスペクトを引き連れてくる、などの形でチームに貢献してもらいたいですね。メジャーワースト5に入るマイナー環境を再整備することもこのチームの課題なので。

おわりに

 今回はマイナーオプションが切れた選手にフォーカスを当てた記事でした。この中からだれが開幕ロースターの枠を勝ち取るのか、それともここには挙げていない選手が入り込んでくるのか。非常に競争が激しく、見ていてワクワクします。さらに、開幕ロースターから漏れてDFAとなった選手をどのように扱うかといった編成の動きからも目が離せません。開幕まであと10日。ミネソタでマエケンを迎え撃つチームはどのような姿か、楽しみにしながら待ちましょう。それではこのへんで失礼します。(pastaさんありがとうございました。)

出典


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