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嫉妬の心は彼我より生ず。平等を得ればすなわち嫉妬を離る。

こんにちは。高野山法徳堂です。

高野山も暖かい日が続くようになってきました😊

さて、今日お届けする空海の言葉ですが、、、

嫉妬の心は彼我より生ず。
平等を得ればすなわち嫉妬を離る。

どのような意味かといいますと、、、

嫉妬をするのは、自分と他人を分けて考える事から生じます。
他人も自分と同じであると気づけば嫉妬の心も消える。

彼我(ひが)とは、他人と自分を分けることを指します。

隣の芝生は青く見える。という言葉がありますが、人間は他人のほうが自分よりも、環境に恵まれていると考えがちです

しかし、人それぞれ悩みや苦難などがあります。

今のような混乱した状況になると、「自分は困っているので、補償をして欲しい」という声が目につきます。もちろん、不安が広がる状況では、そう思うのも仕方ないですが、果たして困っているのは自分だけででしょうか。

一歩引いた目線で、節度をもって必要なところに必要なものが届くようにそれぞれが振る舞い、みんなが一丸となって乗り切る局面ではないでしょうか。

ー高野山法徳堂

PS
新型コロナの感染予防で各地で手水舎が閉鎖されているようです。
参拝時の心身を清めるための塗香を利用する方が増えています。


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