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夜の街を散歩。 夜風が冷たい。 先週、彼が初めて買った煙草は、未だに彼のコートのポケットの中。あれから1本も減ってない。 彼が白い息を吐き出した。 「アイス食べたい」 「正気? 冬だよ」 「冬だからこそだよ」 いつもと変わらない、深夜のコンビニ散歩。 視界の隅に、何かが映った。 電柱の横に佇む、白装束を着た人。 何だか、嫌な予感がした。
夢を見た。 夜の街が白と赤に染まってしまう夢だ。 住人はなす術なく、次々に染まってい…