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2019年4月20日(土)

こちらは、2019年4月20日の、西野亮廣エンタメ研究所の記事です。

僕が尊敬する『田村有樹子』さんの投稿はこちら↓
https://www.facebook.com/yukiko.tamura.374

おはようございます。
人のスマホを拾った日に、自分のスマホを落としたキングコング西野です。
さて。
「キングコング西野」という男が、どこから発生したかというと、『baseよしもと』という地下劇場なんです。
233席の小さな劇場でスタートしたわけですが、活動の舞台を拡げていけばいくほど、『baseよしよと』という劇場がいかに優秀であったかを知ることとなります。
一つは「天井の低さ」ですね。
照明の演出の自由が効くギリギリの低さに設計されていて、これの何が良いかというと、笑い声がキチンと反響して、逃げていかないんですね。
『お笑い』って面白いもんで、「笑い声があった方が面白い」んですね。
演者も笑い声があった方がノるし、お客さんも笑い声があった方が安心して笑えます。
お笑いにおける『笑い声』というのは、かなり大きなウエイトを占めていて、そういうことを知らず、やたら天井の高い会場や、屋外で、お笑いイベントを企画する人がいらっしゃいますが、片っ端から死んでいっています。
そして、もう一つ。
『baseよしもと』はステージの高さがちょうど良かったんです。
ここが今日のお話のポイントです。
劇場の形というのは、「ステージが上にある劇場」と「ステージが下にある劇場」の二つに分類されます。
「ステージが上にある劇場」というのは身近なところでいうと『学校の体育館』みたいな感じです。
「ステージが下にある劇場」というのは、客席がスリ鉢状になっていて、去年の夏に開催された『サーカス!』の会場が、それにあたります。
『baseよしもと』はステージが上にあって、
お隣の『梅田花月劇場』はステージが下にあったのですが、同じ客層で、同じネタをしても、ウケが全然違うんです。
『baseよしもと』ではめちゃめちゃウケるのに、『梅田花月劇場』では、そこそこスベるということを、ウチのコンビに限らず、全芸人が経験していました。
吉本芸人は常々「梅田花月って、なんか、お客さんが重いよなぁ」と口にしていて、中には「気が悪い」というスピリチュアル的な結論を出している芸人もいましたが、エンタメオタクの西野としましては、スピリチュアル的な結論ではなく、「算数」で答えを出したくなるんです。
そこで、お客さんとして「梅田花月劇場」に通ってみたところ、答えが見えました。
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口角を上げるのにもカロリーが要る
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答えはとってもシンプルで、
下を見ると自然と口角が下がり、上を見ると自然と口角が上がります(口がほんのり開いちゃいます)。
下がっている口角を上げるのにも体力が必要で、
つまり、「顔の角度で『笑顔に辿り着くまでの距離』が違ってくる」という話っす。
「笑い声」が先にあるわけではなくて、「笑顔」が先にあって、「笑顔を作ると、笑っちゃう」という順番ですね。
星空を見たり、デケー建物を見たら、ニヤニヤしちゃうじゃないですか?
僕は、あの原因を、「口角に感情が引っ張られている」と結論してみました。
たぶん、正解だと思います。
なので、笑う系のイベントを企画するときは、「ステージが上にある劇場」を選ぶことをオススメします。
僕は世の中の笑い声の総量を増やしたいので、とりあえず巨大な時計台を作ることにします。
現場からは以上でーす!
【追伸】
『チックタック』のAmazonレビューを(あらたに)書いてくださった方は、コメント欄までご一報ください。
西野がハムスターのごとく なつきに行きます!
※すでに、一度なつかれた方はコメントをお控えください。なつくのにもカロリーが要るんです。

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