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ドクター・フィールグッドについて

 先日、ミッシェル・ガン・エレファントをよく聴いてると書いたが、この流れでやはりドクター・フィールグッドも久しぶりに聴いている。

 日本において、ミッシェルを入り口にしてドクター・フィールグッドやパイレーツを聴いたという人は非常に多いのではないか。自分はそうだったし、自分の周りもそんな人ばっかりだった。

 自分は大学生の時に初めてドクター・フィールグッドを聴いたのだが、最初はアルバムではなくYouTubeで以下のライブ映像を観た。

 このライブ映像がとにかく衝撃で、1番の衝撃はウィルコ・ジョンソンだった。指弾きで行う恐ろしくシャープなカッティング、前後に動く奇怪なステージアクション、時折見せる鬼のような形相。「ギターってこんなふうにも弾けるのか」と驚かされた。

 なお、これを観た後すぐにWikipediaでウィルコ・ジョンソンについて調べると、実はステージを降りると物静かな読書家であり、教師の経験もあるなど、そのギャップにも驚かされると同時に魅力を感じた(特に自分も教員志望の学生だったため、親近感が湧いた)。

 ファーストが名盤とされているが、セカンドやライブ盤もいい。個人的に、日本盤のタイトル(不正療法やら殺人病棟やら)が好みではなく、敬遠していた節があったが、とっとと聴いてしまえばよかったと思う。日本盤のタイトルは「ドクター」に引っ張られすぎやと思うし、ドクター・フィールグッドってそんな凶悪なバンドとちゃうやろと思ってしまう。デスメタルのバンドやないんやから。

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