岩明均『ヒストリエ』について
先月、5年ぶりに、待望の新巻が出た。まじで嬉しかった。待ちすぎて、もう待ってたことも忘れてた。ついでに、待ちすぎてこれまでの話の流れも忘れてた。
新巻も、文句なしに面白かった。古代ギリシアの人物って取り上げ甲斐のある人物ばかりだと思うんだけど、そんな中でもエウメネスという人物を主役に選んだのがまず面白いと思うし、エウメネスを中心に、周囲の人物の運命が展開していくのがとても面白い(今回のエウリュディケはほんまにかわいそうだった…)。
自分としては、この作品が古代ギリシアという時代に興味をもつきっかけになった。『ヒストリエ』を読んでなければ、プラトンとか読んで無いかもしれない。恥ずかしながら、登場人物の1人でもあるアリストテレスの著作は未読だが、とりあえず買って本棚に積んである。
めちゃ面白いので、なんとか完結まで漕ぎ着けてくれたらすごく嬉しい。次巻も気長に待とう。
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