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「シャイロックの子供たち」のヒューマンドラマを観て思うこと!

世間は三連休を迎えた中で「シャイロックの子供たち」の本は読んだけど見ようかどうしよう迷ってポチッと購入しました。

お金に伴う権力闘争で人間心理を描いたヒューマンドラマが好きなので観ました。

東京第一銀行・長原支店で起きた、現金紛失事件。お客様係の西木は、同じ支店の愛理と田端とともに、この事件の裏側を探っていく内に、ある事実にたどりつく。それはメガバンクを揺るがす、とてつもない不祥事の始まりにすぎなかったー。池井戸潤による原作「シャイロックの子供たち」を、阿部サダヲをはじめとした日本を代表する豪華キャスト陣×「空飛ぶタイヤ」チームで満を持しての映画化。金か、魂かー。全ての働く人たちへ問いかける、クライム・エンターテインメント始動!
(C)2023 映画「シャイロックの子供たち」製作委員会

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視聴した感想です。

予告中の「金か魂か」に惹かれました。記憶に残っていた書籍のストーリーと少し違っていて楽しめました。

お金に困っている時に目の前に大金があったら理性もぶっ飛ぶように思います。エリート意識の高い人々(と個人的に思っている)の銀行員の交錯する想いが垣間見れた感じでした。

一流の銀行員は上に登り詰めるか下層で終えるかの択一で中間の滞在は許されない、1つのミスで将来の道が閉ざされる過酷な職場に感じています。

そんな中で犯した誤ちで良心の呵責をおぼえながら呑み込んで続けていくのか、弱みを握られてさらなる悪事を見逃すかの心理的葛藤が刺戟的でした。

「空飛ぶタイヤ」もそうですがドラマは巨大組織に向かって行く個人(零細企業)がラストで勝利しています。

大手企業はコンプライアンスを謳っていますが、数人数十人に組織ならともかく数百数千人になると組織やメンバーを守るために理想を犠牲にしないといけない現状を目の当たりにした事もあります。

巨大組織(悪)に向かっていくヒューマンドラマが人気あるのは理想はあっても現実的にはそうなっておらずにハッピーエンドに終わらない。だけど理想や良心で生きられる世の中でありたいの心の叫びに感じました。
 

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