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2024年5月 原付二種で九州遠征 呼子~日田~新門司 編

こんにちは。お尻が擦り切れて無くなってしまいそうなアラ還ツアラーのホタテマンです。

さて、とうとう6日目。この日の夜遅くにフェリーで横須賀に戻るので、実質今日が最終日。今日は昨晩お世話になった呼子から唐津~吉野ケ里~日田~新門司のコースでフェリーに乗る予定。疲労困憊、満身創痍?のアラ還オヤジがどのような有終の美を飾れるのかが見どころとなる。

先ずはお世話になった事務所で朝食を頂く。

家庭菜園のお野菜とイチゴ。新玉ねぎにお味噌汁。どれも優しい味付けでホッとする内容

美味しい朝食で元気を取り戻し、午前9時半には事務所を出発。直ぐ近所の「まいづるナイン」でお土産を購入し、呼子を後にする。

30分程で唐津を通過。

舞鶴橋越しの唐津城

新門司港へ直接向かうのならこのまま海沿いに博多方面に進むのだが、今回は吉野ケ里方面に行くので唐津から南東方面に山越えとなる。先ずは国道323号線。山深い道だが、腐っても国道。滝などの景勝地を横目に走りやすい道を進んで行く。途中で「北天グリーンロード」と銘打った県道299号線に入り、北山ダムの脇を抜けていく。そして三瀬温泉から「中原三瀬線」と言う県道46号線に入るのだが、ここからが物凄い峠道。ほぼほぼ山頂は越えているのでほとんど下りだったのだが、タイトなヘアピンカーブが続く下り道で私の小さな原二でもギアを2速まで落とさないと曲がり切れない急勾配、急カーブを下って行く。今回のツーリングでもっともキツイルートだったかもしれない。

降りきった所で国道385号線を右折して、緩やかに吉野ケ里方面に下って行く。唐津から約1時間半で吉野ケ里歴史公園に到着。ここは物凄く広い施設なので中を見学する元気はなく、駐車場にバイクを止めて入口まで行ってみる。

正面入り口
ゲート近くから見えた北内郭の一部

公園内部の観覧は次回にまわし、正午を過ぎているのでそろそろお腹が空いてきた。15分程度の移動で着いたのがここ。

めんたいランド たらこパスタ館 

この施設は博多辛子明太子メーカーの鮮鼓堂が経営する工場直営店兼パスタレストラン。数種類のパスタの中から注文すると食べ放題(かけ放題)の明太子を乗せて楽しむスタイル。

常に3種類あり、この日は釜茹でと生と明太高菜
明太高菜パスタに追い明太で美味しく完食

とても美味なのですが、年のせいかあまり食べ過ぎると胸焼けしてしまうので追い明太はほどほどに。

パスタ館の先には販売所と工場見学が出来る。バイク且つ、高温だったので今回はパス。お土産的には悔いが残る旅である。

食べ過ぎ感たっぷりで旅程を続ける。次は大分県の日田に向かう。移動時間は約1時間半。基本的に筑後川沿いを遡上して行く感じである。コース的には交通量の多い鳥栖と久留米の間をすり抜ける感じなので良き。途中、西鉄の天神大牟田線と甘木線が分岐する宮の陣駅付近通過時は少しごちゃごちゃしていたが、それはそれで一興である。実はこの辺りで一度福岡県に入っている。今回の旅では5県目。

西鉄を越えると限りなく築後川沿いの河川敷道路を進む感じであり、信号が少なく見晴らしが良い道を日田まで東進していくのだが、この築後川は凄い川だ。当たり前だが一級河川であり、規模としては九州最大の河川。日本三大暴れ川の一つで、坂東太郎の利根川、四国三郎の吉野川の間に食い込む筑紫次郎の別名を持つ程。兎に角、楽しくバイクに乗れたのでとても良かった。

国道210号線で「うきは」を過ぎるころから山深くなり、夜明大橋を横目にトンネルを越えると日田盆地が始まる。日田に入って最初に向かった場所はこちら。

日田駅前のリヴァイ兵士長像

日田はここ数年、兎に角「進撃の巨人」推し。何処を向いても進撃関連の情報に溢れている。

駅前にある観光案内所前
駅舎

リヴァイ兵士長にも逢えたので、さっさと次の場所に向かう。次に向かったのは20分程で移動できる大山ダム。そこにはこの人たちが居る。

大山ダムをウォールマリアに見立てて巨人襲来時の壁を見上げるエレン、アルミン、ミカサ
正面から

この場所は駐車場から少し登った所にある。銅像も良いのだが、実際のダムが巨大で、まじかで見るとかなりのプレッシャーを感じる。

3人にも逢えたので次の場所に移動。ほんの10分程で着いたのがこちら。

道の駅 水辺の郷 おおやま
裏には大山川が流れている

そして、ここに隣接する施設がこちら。

進撃の巨人in HITA ミュージアム
入口には巨人の手の骨?
入口までの通路
エレン?

ミュージアム自体は閉館15分前だったので、入場料を払ってまでは入らなかったが、外から見えるものは色々見て来た。

黒髪はミカサ?

今更だが、進撃の巨人の作者、諌山 創は大分県日田郡大山町(現・日田市)出身であることからの日田市進撃の巨人推しである。

時刻も午後4時過ぎとなり、フェリーの時間までまだだいぶあったので本当であれば日田のB級グルメ「日田やきそば」を食べる所なのだが、めんたいランドで受けたスケトウダラの呪いがまだ効力を発揮していたので、残念ながら今回はパス。日田は多分また来るので、その時には必ず食べたいと思う。

午後4時半頃に道の駅を出発。2時間半で到着予定だが、途中で船内用の食料と酒を調達するのでフェリーターミナル到着は午後8時頃を予定。集中力を欠かないように注意して最後までツーリングを完結させる誓を自分に立てる。

ここからは夜明大橋まで戻り、三隈川(築後川)を渡り国道211号線を北上。途中、宝珠山で大分県から福岡県に入り、山深い道を進んで行く。途中、焼き物で有名な小石原や行者杉を通り過ぎ、添田まで行く。更に進むと国道322号線のバイパスにぶつかるのでこれを右折して更に北上。香春で国道201号線を跨ぐと去年も通ったJR日田彦山線沿いのバイパスになる。去年はここを通過する時点で既に暗く、雨も降っていたのでとても辛かったが今回はまだ明るい時間で晴天下での移動なので印象が全然違う。片側2車線の道を順調に進み、石原町付近で右にそれ、高速道路の下をいくつも潜り、マルキョウ 曽根店に向かう。

この辺りは既に北九州経済圏内なので、夕方のラッシュ時も手伝って一般道はかなり渋滞している。しかし目的地は目と鼻の先なので焦らずゆっくり移動を続ける。

スーパー到着!

マルキョウ 曽根店
とうとう荷物が入らず、ソフトクーラーを縛りつけての移動となった


新門司港到着。

東京九州フェリー「はまゆう」と


ここからは東京九州フェリーの横須賀行に乗り、21時間後には地元に上陸。横須賀港から自宅までは10キロ未満なので基本、私の今回のバイクツーリングはここで終了。出発時刻までまだだいぶ時間があったので、先程購入した食料でもと思っていたが、2日前に逢ったつくばナンバーのご夫婦と再会。しばらくすると昨日いっしょに小浜温泉のホテルを出発した大宮ナンバーのライダーさんとも合流。このあと出港までずっと四人で話込んでしまった。

出港は23:55なので、23:00頃からバイクの乗船開始。一番乗りで乗船し、荷物を持って速攻で部屋に行き、荷物を置いてお風呂へ直行。風呂を上がって部屋着に着替え、食料と酒をもってラウンジに行くと、残りの3人も徐々に集まって来た。4人席が確保できたのでそちらに移動し、飲み会開始。持ち寄りの肴と酒で旅の話に花が咲き、つくばナンバーの奥さんが先に就寝し、残りのオッサン3名で午前4時まで話し込んでしまった。

気休めのサラダと野菜ジュース
肴の魚類

この時間になると回りには誰も居ないと思っていたが、どうやらエレベーターの反対側に女性二人が酒盛りをしていたらしい。そこに酔っぱらた白人の男が一名紛れ込み、こともあろうか股間を露出しだしたそうなのだ。我々に助けを求めてきたので、私が一喝し、警備員を読んで事なきを得た。旅の最後にスパイスの効いたハプニングである。

翌朝は9時頃に起き、朝食を食べ、熟知してはいるが船内を少し散策。

私は朝のファンネルも好き
フォワードサロン。席が素晴らしい。前方が見えるが単なる大海原なので、前も横もいっしょ。瀬戸内航路なら素敵かも

2回目のお風呂に入り、2度寝したのは言うまでもない。

2度寝から起きると午後4時頃。本船は伊豆半島の最南端にある石廊崎沖を航行していた。しばらくすると進行方向左側に神子元島が見え、右側には神津島から利島までが見えた。伊豆大島はもう少し先である。

神子元島

今回はまだ一度もレストランを利用していなかったので、夕食を頂くことにした。

ビーフシチュー定食

この航路のレストランメニューでは有名なので食べてみたが旨かった!

食後に再度デッキに出てみると、丁度伊豆大島沖を航行中だった。

伊豆大島の元町港が見える
7日前に越えた天城山と夕日。右にうっすら富士山の影

最後にもう一度お風呂に入って、荷物をまとめ下船準備OK。車両甲板への移動指示に従いバイクの格納エリアに行き、エンジンを掛け係員の指示通りに動いたらまたもや先頭だった。

20:45 定刻通りに下船

大宮ナンバーとつくばナンバーの新しい知り合いに別れを告げ、下船してからの移動距離が多分、一番短いであろう私が先頭で下船した。

横須賀フェリーターミナルとGN君と「はまゆう」
ものの15分で帰宅
ODOメーター読みで40,651.5km

今回の旅では約1,375km走ったことになる。お尻が痛いわけだ!


今回の戦利品

やはりパンや菓子が多い

焼酎は仲良しのお向かいさんとの飲み会用。小佐々のいりこや練り物が有る。鰹節は枕崎、後は適当に九州もの。因みに、パンは九州ブランドの「リョーユーパン」と「フランソア」が中心。マンハッタンは全国展開可能な品質。

自分用には御船印を追加で6枚。


そして今回のツーリングのメインイベントである日本本土四極踏破証明書がついに完成!!


以上、原付二種で九州遠征でした。GN君の長距離遠征はこれにて終焉とするつもりである。北海道に再チャレンジしたいので、もう少し大きなバイクを購入予定だが、車種の選定にもう一年以上悩んでいる。呼子のチャンネル主さんからは夏のそこ物釣りに来るように言われたので検討中だが、夏は苦手なホタテマンなのである。

それでは皆さん、また近い内にお会いしましょう。



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