龍安寺 朝の静けさを感じる旅
11月の紅葉シーズン前。
龍安寺に行ってきました。
枯山水の石庭で有名ですが、
個人的には「つくばい」の渋さに惹かれました。
カッコよくないですか?
背後が苔むしているのも相まって、独特のオーラが漂っていました。
つくばいは、茶室に入る前に手を清める場所として設置されていたそうです。
貴重品なので、残念ながら現在は触れません。
龍安寺のつくばいは、水戸黄門でおなじみの徳川光圀さんが寄贈したそうです。
写真では伝わりづらいのですが、
よく見ると「吾唯足知」の4文字が刻まれています。
→「われ、ただ足るを知る」ですね。
現状の幸せにもっと目を向けろ、という事でしょうか。なるほど。
朝9時半頃の様子です。
この日はお客さんが少なく、静かでした。
私はこの「静けさ」が好きです。
以前住んでいた京都の山奥も静かでしたが、
寺社仏閣には「整った」静けさが存在しています。
何百年もの間、多くの人々が祈りを捧げてきた神聖な土地のみに存在する「崇高な静けさ」とでも言えるでしょうか。
朝の龍安寺では如実にそれが感じられました。
境内には大きな池があって、
周りをゆったりと散策できます。
「鏡容池」=きょうようち
と言うそうです。
葉っぱが池に映って綺麗でした。
この辺りは柿が実っていたり、鴨が優雅に泳いでいたりと、のどかな自然風景が楽しめました。
渋く、苔むしていますね。
きっとこの辺りもメンテナンスされているのでしょうか。苔むし加減はどれくらいが美しいのだろうとか、研究されているのだろうな。
有名な石庭です。
ここには15個の石が配置されているものの、
一方向の視点から全てを見ることはできない
構造になっているらしいですよ。
YouTube動画を作成したので、
よければご覧ください