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第64回イベントレポート『さみだれが 湧き出で薫る 沢の風 そよそよサラサラ 火垂る呼ぶ声』

2023年5月24日、快晴。

総勢5人で沢の手入れに入りました。
〝文字少なめ写真多め、トッピングに蜻蛉乗せて大盛りで!〟活動の様子をレポート致します。

快心の青空
アゲハチョウのベイビー日向ぼっこ日和
朝のチェックインの様子
今日の作業予定を決める熱いミーティング

午前中は沢登り

沢の様子
沢の様子2
沢の様子3
再びミーティング

どうやら今朝の未明まで雨が続いてたんじゃないか?!、、、未だ斜面は緩んでいるから、午前中は沢を整えながら源頭部の様子を観に行き、午後から斜面に入ってトラバースの小道を完成させることにしてはどうか?、、、

とのことで、沢登り開始

雨上がりの沢の風情は、過去に何度も見ているのですが、今日の流れ方は、なんだか違う、、、。今までの、降雨の後に谷へと集められて表面だけで流れ出しているのと全然違う感じがしました。

「なんか、変わったよね、、、」

「水が生き生きしてる!」

その場にいた全員が同時に、全く同じ感覚を覚えていました。

流れる水の様子
流れる水の様子2
流れる水の様子3
流れる水の様子4
流れる水の様子5
流れが途絶えた場所もある
めいめいが感じるままに手を入れる
森の鍼灸師@みどりん♡
と、新緑の梢枝で何かが動いたように見えた
トンボ発見!

嬉しい出会いです。

森の看護師@あきちゃん♡
地中の流れを滞らせてる詰まりを治療ちぅ〜

あきちゃん曰く、

「人間が手を入れるのは、十分の一ぐらいでいいの。あとは自然がやってくれるから。やり過ぎても良くないのヨ♡」

肝に銘じました!

一休み
湧水のティスティングちぅ〜
ようやっと見えて来た源頭部が光ってる
巨岩を伝う岩清水
いわゆる水源、谷の神さまを感じる、、

この水が、はじまり。
長〜い長い旅の途中、途切れとぎれになったり、コンクリートに行く手を阻まれたり、時に排水で汚されたり、しばし別れわかれになったりもするけれど、いつかはきっと大海原に出て一つになり、やがて空に舞い上がって、真っ白な雲の姿で風に運ばれ、何処かで大地に降り還り、巡る。

チョッとオカルティックな話しになってしまいますが、最近読んだ本の中に「水には情報を転写する能力があり、物質や生物の出す波形を写し取り、その波動を維持し、伝達することができる」との記述がありました。しかも水は、怒りや憎しみといった感情さえ記憶するらしいのです。
水の分子は、液状ではH₂Oという水素と酸素の単体分子で存在することは自然界ではあまりなく、分子同士がくっついたクラスターとなって連なった状態で存在し、常に連結生成したり壊れたりを繰り返しながら増えていき、ある割合を超えたとき、同じ振動数を持つ水のクラスターが共鳴振動を起こして波及する、、、。

ならば!、と、この岩の割れ目から流れ出る神秘的とさえ思えるほど清らかな水に手を浸しながら、「ホタルさん、次回6/10のイベントには絶対遊びに来てねー!!、水さん水さん、下流の北浅川のホタルさんたちに必ず伝えてねっ!!」と念じてみました。

水源の上には虹が架かかっていた
ランチタイム♪

午後からは小道づくりの造作

ビフォー
先にアフター
キジョランの群生地

昨年から2年がかりで、沢の上流下流の両側からコツコツと伸ばして来たトラバースの小道があと少しで繋がる場所に、ちょうどキジョランが何本も生えていました。

ブチ抜いて道を繋ぐ訳にはゆかない、、
この葉っぱを食べてる誰かさんのためにも!

皆んなで相談して、谷側から迂回するコースを取ることにしました。
谷側の方が、より斜面が荒れていたからです。

折り重なって倒れている枯損木を女子力全開で引き上げる
最後の数歩は階段にした
ついに遂に!、道が開通した瞬間!!

完成した小道を通り、沢の入り口まで戻りました。

せせらぐ音と、沢を渡る風に癒される

帰りがけ、沢の入り口付近で水が湧き出ていました。朝は涸れてたのに、、、。

、、、誰ひとり帰ろうとせず、流れを繋いでいます

参加者ふりかえり

作業を終えて一日を振り返り、今日の感想を分かち合いました。

♡ あきちゃん
「沢が凄くキモチ良くって、ずっと沢に居たかったです」

♡ みどりん
「去年、上まで通した沢に水がスゴい流れてて、光りもスッゴい入ってて、なんか感動しました。風と光の効果で水が流れる、っていうのを改めて体感させて貰って、良かったです」

♡ てっちゃん
「今日は天気自体もそうだし、空気も完全に変わってて、沢の音の流れが全然違うっていう、表面上だけを流れてるのと、実際に湧き出して流れてるっていう音の違いを、皆んなで感じられたのかなあというのが良かったなと。そこが結構、基準なんじゃないかな、本当に良い沢になって来た。〝生きてる〟っていう部分を今日は皆んなが見れたのが良かったなと思います。一日ありがとうございました」

♡ あらちゃん
「本当に今日は森が輝いて見えました。森の神秘性や自然の偉大さを少し垣間見た感じです。
私も今日はすごく緑を楽しめたし、小川のせせらぎを聴けたので、思った以上にすごく楽しい一日でした」

主催者ふりかえり

「泡沫の夢に過ぎないのかも知れないけれども、枯れた沢が復活したら、きっとこんななのだろうなと思える、未来の景色を山が垣間見せてくれたような気がしました。それほどに、今日の沢は、生き生きと、生きているのを感じました。
この流れが継続するようになれば、きっとホタルは戻って来る!、、、年々すこしずつではありますが、雨のあと水が長く残るところも、途切れずに繋がって流れるところも増えて来ているのは目に見えてあきらかで、〝このやり方で続けて行けば良いんだよ!〟と、沢が教えてくれたようにも思えました」

          photo by あきちゃん♫

参加していただいた皆さま、本当に一日お楽しみ様でした。
ホタルさん、そして活動に興味を持たれた方は、是非一度、森に来てくださいネ!!

今後の活動予定

今年の年間活動期間は2022年7月から2023年6月末です。年度内で最初に参加する際に、年会費(または単日参加日)をお納め下さいますよう、お願い致します。

◎ 6月のホタルの会イベント予定は以下の通りです。

6/10(土)※
6/28(水)

※ 6/10土曜日は、通常イベント終了後、希望される方は日暮れ後まで残って、北浅川からホタルが飛んで来るかどうか待ってみようと計画しています↓
しげちゃんの森林整備の成果報告会|枯れ沢復活&ホタルを飛ばす会 (note.com)
一人でも多くの方のご参加を心よりお待ちしております。

協力感謝

『枯れ沢復活&ホタルを飛ばす会』は、任意団体です。

公益社団法人 国土緑化推進機構様による緑の募金事業の支援を受けています。

一般財団法人セブンーイレブン記念財団様の〝環境市民活動助成〟を受けています。

支援ありがとうございます。



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