駅風景:築地橋(つきじばし)
築地橋駅。
1988年頃撮影。
南海電鉄和歌山港線。
和歌山港線の駅は両端の和歌山市駅、和歌山港駅を残し、途中駅は2005年に廃止された。
このころは何度か京阪に出かけていた。
この時は、大阪から阪和線和歌山線と乗り継いでこの駅にたどりついたと思う。
この駅に降り立った目的は、この近くにあった青年会館がユースホステルを運営していたから。
当時は、宿泊はほとんどユースホステルを利用していた。
大阪に行くときはたいてい、長居競技場スタンド下にあったユースホステルを利用していたが、おそらくたまにはほかに泊まろうということで和歌山のユースホステルに泊まったのだろう。
ユースホステルがこの近くのどこらあたりにあったかはまったく記憶がない。
翌日は、ここから和歌山市を経て、南海電車で難波方面に向かったのではないかと思う。
そしてその夜、天王寺から、自分史上最長の鈍行列車乗り継ぎの旅が始まった。(笑)
阪和線、紀勢本線、関西本線、東海道本線で横浜まで。
以前も書いたが、和歌山からはリクライニングもない車両での夜行となった。
浅い眠りについて、ふとボックス席の前を見ると、空席だらけの車両なのに知らない男が寝ている。
すぐに、これはいわゆるハコ師というやつだなと思い、そこからはもう寝たふりだけで一睡もできなかった。
そして天王寺で見かけた旅行者が、乗り継ぐ列車乗り継ぐ列車、同じ列車に乗ってきて、ついには、私の家の最寄り駅の一つ手前の駅まで一緒だった(笑)。
さすがにもう、関西から鈍行で帰る気力も体力もない。
当時は夜行バスで大阪まで行ったことがあるが、夜行バスももう乗りたくない。
それでも、また京阪神奈にはいってみたいという気持ちはあるから、その時は新幹線しかない(笑)。
(ヒコーキは嫌いなんで使わない)
年を食うとはこういうことなんだろう(笑)