見出し画像

女川駅

2009年2月。
石巻線の終点女川駅。
この駅も2011年の東日本大震災で被災した駅。
大津波で写真の駅舎は破壊され、停車していた気動車は山の方へ流された。
駅舎のすぐ隣には温泉施設「ゆぽっぽ」があった。
浴室内に信号機が設置され、列車の発車時間に合わせて青から黄色、赤へと変わるようになっていた。
現在は新しくできた女川駅舎の2階に復活したようだ。

チリ地震津波をはるかに越えた東日本大震災時の津波。
チリ地震津波は下の写真の改札からホームへ上がる階段の途中の青いラインまで達したと言う。

私は、昔から海岸近くが苦手で、海岸近くの民家を見ては、絶対にあんなところに住みたくないと思っていた。
というのは、子供のころから小さな波でも恐怖感があり、そのせいか、今に至るまでほぼかなづち。
だから余計に海の近くに住みたいとは思わないのかもしれない。

震災後しばらくの間、本当に海辺の近くは怖かった。
車を運転するにも、なるべく海沿いを避けて走ったり、電車に乗っても海岸近くの平地を走っているときは、どうにもこうにも落ち着けなかった。
神奈川の地にいてもこれなのだから、実際に津波を目の当たりにした人たちの恐怖心は想像を絶するものだろう。

地震に対する恐怖心は、いまだ続いている。
小さな揺れでも、次第に大きくなるのではとか、家が倒壊するほどの地震になるのではと、やはり不安がよぎる。

そして地震の度に気になるのが、原発。
震災時は、女川の原発は何とか無事だった。
震災後かなり経っても地震の度に異常なしとかの報道がされる。
再び、ふくいち(福島第一原子力発電所)のような事故が起きたら、日本はもう立ち直れないのではとさえ思う。
だから、原発のない日本を実現してほしいと思う。
かつて、原発がなかったら江戸時代に戻ってしまうと言った人がいたが、そんな馬鹿なことはないわけで。
でも、原発廃止で江戸時代に戻るなら、それも上等!って思うけど。