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政府は最低賃金を1700円(平均)に段階的に引き上げよ!

分厚い中産階級の創出

今日はニュースではなく、私の気になった「最低賃金」について記していきます。

アベノミクスで開いてしまった日本社会の格差を是正し、分厚い中産階級を創出する施策のひとつとして、最低賃金の引き上げを訴えたいのであります。

ここで一呼吸置いてください。いきなり引き上げるのではありません。段階的に引き上げるのであります。

最低賃金が平均1,700円になれば、実感のない好景気も、実感のある好景気になり、働けばとにかく稼げて子供をつくりたくなる社会になるかもしれません。

エキタスは1,500円に最低賃金を引き上げよ。などと求める活動を行って、一時話題になりましたが、私は1,700円を主張するものであります。

カリフォルニア州の最低賃金が1,700円。米Amazonの最低賃金が1,700円。シドニーの最低賃金は18.5ドル、約1,700円。

オレゴン州は州を3地域に分けた上で、ポートランド都市圏の最低賃金を時給14.75ドル、約1,700円、中規模郡の最低賃金を時給13.5ドル、約1,550円、残る地域の最低賃金を時給12.5ドル、約1,440円に引き上げる法律が成立している。

バーニー・サンダース議員は、最低時給を15ドル、約1,700円へ引き上げる議員立法を提出。

など、海外の動向も考慮した数字の設定をいたしました。

現在、東京都の最低賃金は985円(平成30年10月1日時点)となっております。これが1,700円になった場合、私たちがどのような生活が送れるでありましょうか。

前提条件は、以下の通りとします。
・父親:1日8時間勤務(週休2日、月22日勤務)
・母親:1日6時間勤務(週4日、月14日勤務)

最低賃金が1,700円となった場合は、年間の手取り額は約470万円であります。同様に最低賃金が985円の場合は約409万円の手取り額となります。ここでは、この差額の61万円でさらに何が可能か、を考察していきたいと思います。

ひとつの使いかたとして軽自動車の所有が上げられます。120万円の軽自動車をローン(7年、金利5%)で購入すると年間の返済額は約20万円になります。ガソリン代・税金・任意保険を年間約10万円、駐車場代を約15万円とすると約45万円となります。

また、年2回のハワイ旅行(5日間)という使い方も考えられるのであります。大人1人につき、約12万円(子供6万円)で、ハワイ旅行のツアーに行くことが可能なので、30万円でハワイを満喫することができるのであります。年2回行っても60万円のため、61万円あれば2回も行くことができる!

日本の経営者の低賃金依存は、もはや麻薬であります。一時的にハッピーになり、元気が出るような気がするだけであり、本当に一時の快楽でしかありません。そんなことをしていると、低賃金という麻薬の後遺症として、人材流出や、人材競争にも悪影響が出る。怖いのはそれなのであります。

そんなことにならないように、最低賃金を平均1,700円に段階的に引き上げれば、わが国の人々は、やりたいことが出来るようになるではありませんか。

(ミラクルみちる)

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