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[質問] 閑散期にスタッフに何をしてもらうか?への自分なりの回答

ありがたいことにまたpeingで質問を頂きました。これまたnoteでの回答とさせていただきます。

さて、質問は「 閑散期、特に明らかに低需要な日、芭蕉さんならスタッフに何をさせる?長期休暇取得?館内美化?休館日?」というものです。

この質問に対する回答は自分が置かれた環境下によって回答内容が変わりそうな気がするので、いくつかのシチュエーションを想定して、それぞれの回答とさせていただければと思います。

ケースA:そこそこの施設規模で育てたいスタッフがいる

まず、施設がそこそこの規模でスタッフが5人〜10人以上いて、長く続けてくれていたり、育てたいスタッフがいるような場合です。

・旅に出てもらう
スタッフの人数がいれば、シフトを融通調整できると思いますので、スタッフには一人旅に出ることを推奨したいです。(※ここで一人旅と書いているのは自分がドミトリーの多い施設にいるからであって、カップル向けの個室が多ければパートナーとの旅行、家族向けの施設であれば家族で旅行に行ってもらいたいところです。)

宿泊施設に利用者として泊まりに行くことは、スタッフとして重要な経験だと思います。実際に業務に携わりだしてからのほうが気付きは多く、この経験が豊富な人ほど、引き出しが多くなるのではないでしょうか。

楽しかった。寂しかった。
嬉しかった。悔しかった。
便利だった。不便だった。
また来たい、もう来ない。

なぜか?
自分たちの宿ではどんなことができるだろう?

そう思ってもらえるようになるだけで、その人にとっても、そして宿にとってもプラスですよね。

とはいえ、全員が同時に旅に出ると言われても、それはそれで困るので旅に出ることは推奨し、スケジュールはスタッフ間である程度融通してもらうのがいいですね。

・エース人材の店舗間トレード
また多店舗展開しているようなところであれば、エース人材の期間限定店舗間トレードも検討したいところです。多少仕事の効率は落ちるでしょうが、閑散期なら問題ないでしょう。それにより各施設で生まれたアイデアやノウハウの共有ができますし、身内から新鮮な目線で施設をジャッジして貰える機会となります。

・大掃除
それ以外にできることとしては、やはり大掃除ではないでしょうか。
場所にもよるかもしれませんが、年末年始の宿泊施設は混んでいることのほうが多く、とてもじゃないけど、大掃除なんてやってる余裕はない。

エアコンのフィルターや換気扇の清掃、ガラス窓を全部拭くなど、デイリータスクには入っていないような清掃に取り組むチャンスとも言えます。
また、チェック項目を決めて、一斉点検を行うのもいいと思います。
施設はオープンしたら劣化していく一方なので、時々立ち止まって見直してみることは大事です。

ドミトリーのカーテンは問題ないか?
室内灯は適切な明るさを保っているか?
口コミを見直し、改善の余地のある部分を探り出し、どうすればより良くなるか話し合ってそれに取り組むのもいいかもしれません。

日頃から、時間がある時にやりたいことをストックしておくといいかもしれませんね。

・近隣の調査
休憩の時間を多めに取ってもらい、近隣のお店や、アクティビティなどの掘り起こし、SNS用の写真を取りに行ってもらったりと忙しい時だとなかなかできないことに時間を使ってもらいSNSの発信用のネタをストックしておくといいかもしれませんね。

ケースB:スタッフ3人〜5人程度の場合

オーナーとスタッフ数数名という場合ですが、この場合は閑散期をスタッフに任せて連休を取ってしまってはどうでしょうか。
実家に里帰りするもよし、視察に行くもよし。

ケースC:個人経営の場合

休館日にして休んでしまっていいのではないでしょうか。
個人経営のゲストハウスではなかなか家族だけで過ごせる時間もないでしょうし、体は資本ですからね。

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました。
あまり有益なことを書けなかった気もしますが、せっかく質問をいただいていたので回答してみました。

実はこのnoet、最後に見直そうと思ってとっくに公開した気になったまま放置されていたものです。

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ばしょう(@hostelmanager_b)でした。

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