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あの日僕はスーパースターを見たのかもしれない

どうもこんばんは。

今回は趣味の野球(しかもMLB)の話(しかもマニアック)をします。

・日米野球が開催された。前回大会との違い

2018年11月に4年ぶりに日米野球が開催されました。
アメリカは若手選手中心の選出でした。
日本人が注目していたのはコーチの松井秀喜さん、マエケンで親しみのある前田健太(元広島カープ)、モリーナ(カージナルス)あたりでしょう。

前回開催された2014年の日米野球を知る人からすればメンバーにガッカリという面もあったかもしれません。
それもそのはず、2014年のときは既に活躍している一流選手が勢ぞろいだったからです。

アルトゥーベ(アストロズ):首位打者(2014〜2017)、盗塁王(2014,2015)
プイーグ(ドジャース):オールスター選出(2014)
カノー(マリナーズ):ゴールドグラブ賞(2010,2012)、WBC最優秀選手(2013)
モーノー(ロッキーズ):首位打者(2014)
ゾブリスト(レイズ):オールスター選出(2009,2013,2016)
選手名と主な成績を載せました。※球団は当時
2014年に開催されたことを考慮すれば、
既に第一線で活躍していることがお分かりいただけるでしょう。

これだけの成績を残している選手が来日すれば、
たとえ詳細を知らなくてもどんなプレーをするのかワクワクしませんか?

しかしながら2018年の日米野球では前回ほど注目選手はいませんでした。
多くの観客は当然ながら侍ジャパンを応援するわけですが、アメリカの攻撃時にほとんど歓声はありません。
2019年に開催されたMLB開幕シリーズでのイチロー以外の選手が打席に立つのと同じように、
有名でなければ注目されず、歓声もまちまちでした。

そんな状況だからこそ、木製バットの打球音、ボールを受け取るミットの乾いた音が響き渡ります。
強烈な打球があると観客が一斉に「うおーー」っと湧きあがります。
独特の環境で観ることに集中していたからかもしれませんが、特に若きメジャーリーガーの将来性が目立ちました。

いくつかの素晴らしかったプレーを紹介します。
フアン・ソト(ナショナルズ)の放った打球はライト方向に一直線で飛んでいきます。
打球はそのまま東京ドームの屋根に当たって結果はライトフライになりましたが、
屋根がなければとんでもない距離のホームランになっていました。

モリーナ(カージナルス)の逆方向の当たりは切れてファールになるだろうと思ったらそのままスタンドに入ってホームラン。
これはモリーナだけでなく、リアルミュート(マーリンズ)、ホスキンス(フィリーズ)がしていました。
あのスイングであそこまで飛ぶのか!と度肝を抜かれました。

ここで気づいたことが、
今は特別有名ではない日米野球で活躍したメジャーリーガーは今後活躍することで超有名プレーヤーになるのではないか?
ということ。

・実はこんなスーパースターが日米野球でプレーしていた

アクーニャJr.(ブレーブス)
21歳ながら打率.280、本塁打41、打点101の1番バッター。
さらにナショナルリーグの盗塁王(37個)でもあります。

「40-40」という本塁打40本、40盗塁が期待されましたが、
惜しくも達成なりませんでした。
しかしながら、素晴らしい成績になったと思います。

アクーニャJr.は2018年のナショナルリーグ新人王だったわけです。
2018年のアメリカンリーグの新人王が大谷、
日本での同年代が高橋純平(ホークス)やオコエ瑠偉(楽天)であることを考えれば、
いかに若くして活躍しているかが想像できます。

ソト(ナショナルズ)
今年21歳になる若手選手です。
今季の打点が110になりました。
20歳以下で100打点に到達したのはA-ROD以来だとか。

OPS.949も注目すべき点です。

ポストシーズンでも相変わらず好調です。
僕はドジャースファンなのですが、
見事にソトの所属するナショナルズに負けました。

リアルミュート(フィリーズ)
打率.275、本塁打25、打点83とまずまずの成績を残しました。
捕手としては充分ですかね。
リアルミュートのすごいのはフレーミングの指標が改善されたことです。

スアレス(レッズ)

本塁打49、打点103で惜しくもホームラン王は逃しました。

しかし、オールスター明けには60試合で27本塁打は驚異的です。


レッズの3番打者として2018年に引き続き素晴らしい成績を残しました。

カービー・イエーツ(パドレス)
日米野球では打たれてしまったのですが、
2019年の41セーブをあげたセーブ王です。

防御率1.19、WHIP0.89は驚異的です。
ましてや投低打高が顕著なMLBではなおさらです。

この打たれている投手がまさかセーブ王を獲るとは誰も思っていないことでしょう(笑)



・注目される前が一番美味しい


数人の選手を紹介しましたがいかがだったでしょうか?

こんな成績を残せるプレーヤーを生で観たいと思いますよね?


いざ観ようとなると、もうオールスターやWBCくらいにならないとあのクラスのメンバーはそろわないでしょう。


知名度が高くなってしまうとファンも多くなりますから、
サインを貰うどころか試合のチケットすら入手するのが難しくなってしまいます。

だからこそ、2018年の日米野球のような比較的注目が集まっていないうちがお得なのです。
将来のタイトルホルダーが目の前でプレーしているわけですから。

このことはもう少し汎化できると思っています。
これからアツくなる!ということに対して先回りして注目しておくことです。
早めにウォッチしておけば盛り上がる経過を体験できます。

そのためには、僕が今回野球場に訪れたように、
現場に行ったり、実物を見たりすることが大切なのではないでしょうか。
いわゆる、現地現物現場。

きっかけは大したことではないでしょう。
ただ、侍ジャパンの試合があるということだけでも構いません。
僕の場合は11月に野球を観たいから(笑)

これから波が来るということを察知して、
美味しいところを持っていく。
常に意識しておきたいものです。

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