血血(ちち)
母乳の話です。
”ちち”とは?
血血とは乳(ちち)のこと。
不思議に思ったことはありませんか?
なんで人間(生き物)の中から、真っ白い液体がでてくるのか?
もしかしたら、疑問にも思っていなかったのかもしれません。
「人間から出る液体って何?」と聞かれて
で真っ先に思い浮かぶのは真っ赤な“血”ですよね?
「母乳」という答えが出てくる人は、妊娠、または赤ちゃんを持つ女性か、
変な性癖の男性かのどちらかだと推測されます(笑)。
「緑の血」とかいう人は、宇宙人です。
さて、授乳の際、心配になることと言えば、
「私の赤ちゃんは母乳を飲んでくれるかなぁ」という疑問です。
最近おっぱいを嫌がる赤ちゃんんがたくさんいるそうです。
粉ミルクがあるので大丈夫という意見もあるかもしれませんが、そもそも、その時点で観点がズレています。
なぜおっぱいを飲んでくれないのかという疑問にたいする答えとして言えるのは、
「母乳を出すお母さんの状態が良くないから」
という答え意外、思いつきません。
たとえば、産婦人科で赤ちゃんが生まれたあと、美味しそうなフランス料理が出て来る病院とかあったりします。そしてそれを目的に病院を選らぶ人もいると聞きます。
でもストップ!!
「あんたこれから赤ちゃんに母乳あげるんだろ」と言いたい。
母乳から変な物体が出て来る
例えば、母乳が出にくい場合、人肌くらいのお湯でマッサージすると良いです。その時に、おっぱいの中から小さな白い塊が出ることがあります。
さて、これはなんでしょうか?
答えは
「脂肪」
前日とかに、牛の脂肪が入った料理などを食べると母乳が出にくくなります。
なぜか?
その原理を説明する前に、母乳は何からできているかを話さなければなりません。
母乳の正体
乳はタイトルにもあるように血液なのです。
「え、赤くないじゃん!」と思いましたよね?
母乳と言うのは、
乳房に流れた血液が乳腺房を通る時、酵素の働きで「赤色」から「白色」に変わったものなのです。
ちなみに、妊娠中もへその緒を通して、血液が胎児に栄養を運んでくれています。
なので、血液を飲んでいると考えると、もちろん食べ物がとても大事になってきます。
そして先ほどの母乳が詰まる原因である脂肪。
母乳が詰まる理由
例えば、牛の体温は39度、つまり牛の脂は39度で溶け出すということになります。
牛脂は人間の体温36.5度だと固まってしまうのです。
さらに乳房はからだの外にあるので、さらに温度は低くなります。
だからおっぱいで脂が固まり、母乳が出にくくなるのです。
ようするに、動物性脂肪がたくさん入った食事はいたるところにありますよね。ケーキとか、フライものとかラーメンとか、カレーライスもそうです。
特に日本人は昔は魚主体の料理を食べていたのに、ここ最近は肉がメインです。
「妊娠は病気ではない」といって、贅沢な料理を食べたり、食事に関心を持っていないと、赤ちゃんは敏感なので、母乳を飲んでくれないのです。
お母さんの食べたものが血となりそれが乳となり、赤ちゃんに渡るのです。
そのように考えると、結構考えますよね?
母乳の味
実際、母乳にも味があります。
よくよく考えれば当たり前ですよね。
自分は最近母乳を飲んでいないですし、試すこともしていないですが(笑)
食品にも品質があるように母乳にも乳質があります。そのとき食べるものによって味は変化するのです。
つまり、おっぱいを飲んでくれないと悩んでいる場合
お母さんの食生活に問題がある場合もあるのです。
それは今でなくても過去の食生活や産中の食事ももちろん関係します。
実際、おっぱいの味がおかしいとか甘すぎるなんてこともあるんです。
で、その解決策としては、まったく簡単なことで、
先ほども少し触れたのですが、
和食中心、魚や野菜を中心とした食事をするだけです。
たったそれだけで赤ちゃんはおっぱいを飲んでくれます。
だって赤ちゃんの舌は、私たちの何倍もの敏感な味覚の持ち主なので、
イヤなものは嫌だと、不味いものはまずいとはっきりわかります。
赤ちゃんはおっぱい飲むのが嫌なんじゃなくて、
お乳が張って硬くなりすぎているときやお母さんの乳が単に不味い(甘すぎとか脂肪たっぷりとか)だけなのです。
ただただ、母乳を飲むと不健康になること、自分に害があることを赤ちゃんは敏感な舌で判断しているので、それだけが理由だったりもします。
お母さんが脂の多い高カロリーの食事をしたために、赤ちゃんが母乳を嫌がり、それを見たお母さんは母乳不足が原因と考えてしまい粉ミルクを足してしまうという光景はありがちなのですが、それは逆効果。
母乳と食事の関係を知らないお母さんが多いだけです。
特に日本人は和食がやはり体に合っているといえるでしょう。
人間だけが○○する
最後にもう一つだけ、
赤ちゃんとお母さんが目と目を見合わせておっぱいを飲むのは人間だけなのです。
授乳する時、母体血中にオキシトシンと呼ばれる心を癒やし幸せな気分にするホルモンが分泌されます。
これはストレスホルモンの分泌を抑制する作用もあります。
つまりストレスを感じないことによって記憶の良い、頭の良い子に育つことも化学的に証明されているんです。
お母さんが赤ちゃんを見つめ授乳をすると、5分に1度その幸せホルモンのオキシトシンが分泌されます。
なのでテレビをみたり、スマホをいじりながらでなく、目を見てあげてください。
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