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妊娠の3大不安要因の解決糸口

妊娠における3大不安と問題点

妊娠した際に不安になる3つのポイントとして大きく分けると、

1:妊娠中

2:産後

3:新生児(幼児)

があります。例えば、

<妊娠中の不安と問題点>

・つわりがひどい
・体重は何キロまで増えてもいいのか
・むくみが出る
・貧血になり体力がなくなる
・便秘になりやすい
・静脈瘤(じょうみゃくりゅう)になりやすい


<産後の不安と問題点>

・産後うつ(マタニティブルー)
・体力がなく疲れやすい
・母乳が出ない、出にくい
・髪の毛がなかり抜ける、歯も弱くなる

<新生児~幼児の不安と問題点>

・未熟児・低体重児の問題点
・夜泣きがひどい
・乳児湿疹、おむつかぶれ
・母乳、ミルクを飲まない
・アトピー性皮膚炎など

それぞれ挙げられます。

これらすべてを一発で解決できる方法があると言われたら、聞きたくありませんか?

あなたはいま「そんな都合のいい話なんてないでしょ!?」と思っているはずです。


、、、いや、実はそれがあるんです。


もったいぶらずに言いますが、その解決策は、

、、、というか、先ほど挙げた不安や問題点の多くは、


【栄養欠損】

にあります。

「栄養」と言われても幅が広すぎるので、今日はかなりシンプルに説明します。

まず、元気なマタニティライフを送るにあたって大事な栄養素。

言い換えると、正常な妊娠のために必要な栄養素は、

・タンパク質

・鉄

・ビタミンB群

・亜鉛


他にもまだありますが、今回はこの4つに焦点をしぼります。


例えば、妊娠中にありがちな「つわり」や「嘔吐」

これらはビタミンB群の摂取をすることが大事で、できれば妊娠前からしっかり摂取しておくべきビタミンです。

もちろん飲酒や喫煙はもってのほかです。


タンパク質の重要性

タンパク質も妊娠前にしっかり食べておき準備しておく必要があるのですが、

妊娠前に痩せている女性からは、将来の生活習慣病リスクが高いとされる低出生体重児が生まれやすく、こうした女性が妊娠中に体重を増やしてもお腹の赤ちゃんの体重増加にはつながりにくいです。

そこでここに目安として【1日のタンパク質摂取量目安量】を記しておきます。

<体重1kgあたり>
妊娠前:1.0~1.5g/kg/day
妊娠中:1.5~2.0g/kg/day

つまり、妊娠前の場合、体重が50㎏だったら、1日に50g~75gのタンパク質を取る必要があります。妊娠中なら75g~100gという計算になりますね。


またタンパク質が多く含まれる食品に

肉・魚・豆・乳製品・卵

など代表的なものがありますが、

いつも毎日、「肉・ニク・肉・ニク」と同じ食材を摂るのではなく、他の食材ともバランスよく組み合わせるとアミノ酸に分解されやすくて良いです。



タンパク質の摂取で一つポイントがあります。

これは妊娠前の対策ですが、

例えば、牛肉とか魚とかの場合、焼いたりして中まで火を通してしまうと、タンパク質量が半分近くに減ってしまいます

つまりステーキならレア、魚なら刺身が良いということなのです。また、卵も生、豆腐も木綿豆腐の方がしっかりタンパク質を摂れます。

でもこれはご自身の身体によって、良い悪いあるので見極めてください。


次にホルモンについて

ホルモンの原料はコレステロールです。コレステロールとはタンパク質と脂質が結合してできたもの。

<コレステロールの役割>

・細胞膜の材料・ホルモンの材料・脳の材料
・低コレステロールの弊害は産後うつ、早産、低体重児、皮膚疾患、うつ病など
・コレステロールは酸化・老化を防ぐ。


またコレステロールは肝臓で合成される。つまり肝機能の維持が重要なので、飲酒・糖質摂取過多に気を付け、薬も飲まないこと。そしてタンパク質と良い油を摂取をすることがポイントになります。

良い油というのはオメガ3のことで魚に含まれる脂や亜麻仁油、エゴマ油です。おすすめできないのは、マーガリンやショートニング、市販の揚げ物です。これらは避けてください。


鉄が不足すると

立ちくらみ、めまい、耳鳴り
疲れやすい
顔色が悪い
かぜにかかりやすい
歯茎の出血、身体にあざがよくできる
頭痛、頭重になりやすい
注意力の低下・イライラ
のどの不快感
髪の毛が抜けやすい
寝起きが悪い
食欲不振
神経過敏
むくみがある
湿疹ができやすい
肩こり、腰痛、背部痛
便秘や下痢をしやすい
吐き気がする
胸が痛む
身体を動かすと動悸や息切れがする
まぶたのうらが白い
皮膚が青白く、または黄色っぽくなる
くしゃみ、鼻水、鼻づまり
口角、口唇炎、舌のしびれと赤み


、、、めちゃくちゃ色々症状が出てきます。


また、鉄とタンパク質、ビタミンCはコラーゲンの材料になります。

筋肉・血管・骨・粘膜もコラーゲンですし、子宮と赤ちゃんに大切な成分になります。

元気なコラーゲンは流産、早産、分娩の時の大量出血のリスクを回避して、安産や元気な赤ちゃんを産むことにつながります。


ビタミンB群

ビタミンB群が不足すると

口内炎ができやすい
口角口唇炎になりやすい
唾液が少ない
肌や粘膜が荒れやすい
風邪をひきやすい
肩こりが治らない
イライラする
集中力がない
疲れやすい、寝ても疲れが取れない


ビタミンB群はエネルギーを作ります。

ビタミンはB1、B2、ナイアシン、葉酸などいくつかありますが、バランスよく摂取することでお互いの持ち味を発揮するので、どれか一つだけに偏り過ぎないように摂るようにしてください。


亜鉛

亜鉛が不足すると

成長障害・低身長
食欲不振
皮膚症状
脱毛
傷の治りが遅い
行動異常、記憶障害、情緒不安定
胃腸障害
風邪をひきやすい
味覚障害
活性酸素障害
性腺発育不全
男性なら不妊の原因


胎児は28週目以降になると、母体から亜鉛を急速に吸収し始めます。なので妊娠前から亜鉛の補給をしっかり摂ってください。

亜鉛不足は様々な問題の原因になります。



以上、しっかり栄養素を摂取することで、妊娠におけるさまざまな不安と問題が解決されます。

必要な栄養素は他にもビタミンC、ビタミンD、マグネシウム、カルシウムなどなどありますので、ご自身の身体と相談して、栄養学の知識のあるお医者さんにも相談してください。












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