医療機関の裏側へようこそ
はじめまして。
総合病院に10年以上勤務しているmasaです。
このnoteでは、一般の方には馴染みが少ない、または知られていることが少ない医療機関の裏側をお伝えします。
全国にある医療機関
早速ですが、全国に医療機関はいくつあるかご存知ですか?
厚生労働省によると、全国の医療機関は179,207施設あり、病院が8,281施設、診療所が102,599施設とのことです。
出典元 厚生労働省
都道府県別の内訳を見ると、やはり都市部に医療機関が集中しております。
もちろん、人口比率も関係しますが、病院に関していえば、東京都が639施設に対して鳥取県は43施設とその差は10倍以上です。
病院と診療所の違い
ここで、『病院』と『診療所』の違いはご存知ですか?
これらはただ呼び方が違うだけでなく、明確に違うものと定義されています。
医療法上、「診療所」とは、医師又は歯科医師が、公衆又は特定多数人のため医業又は歯科医業を行う場所であって、患者を入院させるための施設(=病床)を有しないもの又は19人以下の患者を入院させるための施設を有するものをいう(第1条の5第2項)。20人以上の入院設備を備える施設は「病院」である(第1条の5第1項)。
出典元 ウィキペディア
要は、入院できるベッドが20床以上あれば病院、なければ診療所なんです。
よって、施設が小さくてベッドが20床もないであろうという診療所クラスが『◯◯病院』と名乗っている場合は、私はその病院は受診しないと思います。
例えるなら、偽物とわかってるのに「本物のブランド品を扱ってます」と言っている店舗で買い物をするようなもの。
医療はブランド品と同じく、クオリティと信用力が重要な世界なので…。
今回はここまで。
今後はこのような感じでお届けする予定なので、次回も良ければ読んでください。
それでは。