恥艶ぎゃんぐ~ちょっとだけ変なおじさん【番外編】
ぼくのはなしをきいてく~れ
ここ十年来、自宅にテレビはない。
お金がない訳ではなく、面倒臭いので、NHK料金も自動引き落としにしている。
理由はただ一つ。
面白くないからだ。
偏向報道も気に食わないが、お笑いが酷過ぎる。
大阪に居た頃の「まっちゃん」以降、笑わせる人は皆無だ。
それ以前は、やすきよ、欽ちゃん、志村けん、加藤茶、桂三枝(文枝ではない)以外にも綺羅星の如くいた。
そんなことはないと言う人もいるだろう。
テレビに出ている「糞芸人」は笑われているだけだ。
言葉が過ぎました。
栄養分を体内に提供した残滓である「糞」に対して、失礼な発言がありました。
テロップや桜の会が煽っているだけだ。
そんな「まっちゃん」も東京に来て、大御所「松本人志」に成り下がった。
念の為に付言させて貰うが、テレビが面白くないだけで、寄席や演芸ホールに行けば、笑わせる人は沢山いる。
本当に面白い人は「○点」に出る必要はないからだ。
ちゃっちゃあ~ちゃららっぱふっ。
証券会社を退職して、二年間限定で小説家を目指したが、惨憺たる結果に終わってしまったが、後悔はしていない。
退職金バブルでお笑いライブ、元セクシー女優とスナックを主催することを夢見ていたが、身から出た錆で頓挫した。
挙句の果てに骨董市で出会った自称、不法滞在者(文化大革命で実父が処刑されたらしい)から紹介された自称、香港の大富豪(オークション会場で名刺交換したものの裏付けは取らなかった)に一杯食わされた。
日本では贋物若しくは偽物と呼ばれる物も中国では倣古品として評価させると言われて「斉白石」や「張大千」等の贋物(数十万円から数百万円)を費やした挙句、香港オークション出品料として数百万円を現金で渡した途端に連絡が取れなくなってしまった。
二年間の集大成として臨んだ新宿区議会選挙は94票の大惨敗を喫してしまった。
あぁ~だけどそんなぼくでもあのこらは
その結果が、毎朝欠かさず稽古に通った合気道本部道場の初段と毎晩欠かさず通ったG街だった。
後者についてはつい最近までは無駄金だったと後悔していたが、コアラリゾートの怪談師アンディさんと出会って、
「G街が面白くないのではなく、面白くない店に通っていただけだ」
指摘されてアンディさんの話を聞いていると十数件しか通っていないで、語っている自分が恥ずかしくなってしまった。
先日も「3年B組金八先生」の「加藤優若しくは勝」が連行される名場面に流れていた曲が「中島みゆき」の「時代」だと思っていたが、「世情」であることを指摘された。
自分の記憶も曖昧なもので頭の中では、
ま~わるま~わ~る~よ
実際には間違っていた上、アンディさんに指摘されて、今の今まで「施錠」と思い違いをしていた。
世界各国を自分の足で回って、自分の眼で見てきたアンディさんは宗教や世界情勢からアングラ情報にも精通しており、証券会社しか知らず、夜郎自大な自分が小説を書いても良いものか筆を折りたくなってしまった。
それでも厚顔無恥なので、筆ではなくパソコンで細々と書き続けているのは人間の業なのだろう。
えぇかげんなやつじゃけぇ~
そんな僕でさえ聞き捨てならない話題が耳に飛び込んできた。
「糞芸人」
「糞」に対して、不適切な発言を謹んでお詫びいたします。
面白くないテレビにも殆ど出られない最下層の自称、芸人「某租珍」の動画配信だ。
自分が面白くないのは仕方ないものの嘘八百で他人を貶めるのはいかがなものか。
百歩譲って、自分の知っている数店舗を切り取って、200軒以上もあるG街を貶めるのは許せない。
往年のG街と異なり、複数店舗経営や二流ガルバのような店舗も若干増えてきているのは事実であるが、大多数は健全な店舗だ。
店員も将来の夢を実現する為、酔客の面白くない話を顔で笑って心で泣いて聞き流している心優しい人だ。
少数ではあるが、酔客の中にもテレビに出ている人よりも格段に面白い人がいることも付言しておこう。
「某租珍」を雇用する店主も「コロナ給付金」に関する不適切発言をやらかした人であり、炎上商法を狙ったのかもしれない。
ぼくたち~はこのまちじゃ
他人の悪口はこの辺でやめておこう。
基本的に深夜零時以降、飲酒を慎むようになった原因は三つだ。
G街で梯子酒をして、記憶がなくなってしまった翌日、
「昨晩、コンビニでお金を出してくるって言って、帰って来なかったって嘆いていたよ」
すぐに謝りに言って、お金を払ったものの他にもありそうだと恐ろしくなって、馴染みの店舗を回ってみると、
「毎晩来てくれるから、オーナーにも言えないから自腹を切って」
更に、後日譚で僕がオーナーに謝罪したことによって心優しい店員が厳重注意を受けてしまった。
「常連客と言っても無銭飲食は犯罪だから、犯人隠避で共犯です」
しゅぷれひこ~るのなみ~
お笑い芸人の快人さんと仲違いしてしまったのも、深酒して「お笑い」について持論を展開した結果、
「お笑いでは食えていませんが、夢を持って誇りを持ってやっていますから」
くだらね~とつ~ぶやいて~
セクシー女優に三下り半を言い渡されたのも、
「普段は僕、僕って言って優しいけれど、泥酔すると目が座ってきて、俺、俺って言い出したら、怖いから俺様が来ないようにビクビクしている」
お~れ~お~れ~ちゃっちゃっちゃっ
元々、お酒が好きな訳ではなく、証券会社時代は極度のストレスで飲まなければやっていられなかっただけだった。
就職するまでは真ん中長男で甘やかされてきたので、僕、僕と言っていたが、藤堂課長から、
「社会人だから、ぼくではなくわたし若しくはわたくしと言いなさい、それと普段着のGパンは止めなさい」
指摘されてからであり、ストレスの根源は大学の先輩から、
「そんなに儲かる話だったら、人に勧めず自分のお金で買え、ないんだったら貸してやるから」
それでも僕は辞められなかったので、二十五年間も我慢し続けていた。
仕組債や通貨オプション、投資信託のような手数料の塊を売るのではなく、インデックスETFを活用して、投資助言及び運用実績で還元される仕組みを提言し続けた。
内部通報制度を利用した結果、人事給与面で報復され続けたが、自分が正しいと確信していたので、絶対に諦めなかった。
藤堂課長が新人課長から法人課長に栄転した頃、保険の不適切販売が発覚したが、
「俺が会社を変えるから、今回は黙って見過ごしてくれ」
懇願されて、信じた結果。
藤堂課長は偉くなれば、偉くなる程、僕の事を煙たがるようになってしまった。
藤堂社長になったので、人事部長に、
「今までの経緯も藤堂課長に直談判させてくれたら、全て水に流す」
その結果、人事部長から、
「本来は52歳からの早期退職制度ですが、今年だけ45歳とします、特別に割増金も乗せるので、申し込んでください」
汚れたお金を手放したかったのかもしれない。
退職金バブルが弾けた今の方が幸せだ。
決して負け惜しみでも負け犬の遠吠えでもない。
合気道、消防団、天職だと気付いた設備管理の仕事を続けながら、執筆を続けて操法大会終了後、立ちんぼのメッカ「大久保公園」でフリーマーケット主催に向けて区役所を訪問している。
ぜにのないやつぁおれんとこへこいっ
「某租珍」の話はG街ではなく、恐らく大久保公園の話だろう。
わらいとばしたらぶっとばすぞ~
登場する人物及び組織は基本的にフィクションであり、該当人物を探すこと若しくは自分が当該人物であると妄想することは厳に慎んでお断りします。
また、本文中は基本的に敬称略ですが、リスペクトが足りないのではなく、リズムを尊重及び師匠、兄さん(姐さん)等の使い分を省略する為であることを理解して下さい。
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