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ChatGPT-4を使ってみた

このところ、Voicyという音声プラットフォームを使って政治ニュースを解説しています。せっかく毎朝やっているので、音声を文字に起こしたものをAIで文章にまとめ、noteで公開してみようと思い立ちました。

https://voicy.jp/channel/3495

Googleで音声を文字起こしした後、話題沸騰中のChatGPT-4で文章化(誤字・脱字の校正と要約)してみましたが、私の意図するものとはかなり違うものになってしまいました。私の音声発信の論理性が足りないこともあるとは思いますが、いきなりの文章化は危険なので、当分は控えることにします。

ChatGPT-4との対話を開始

自分自身の考えを文章化する前に、ChatGPT-4が着想を得るためにどの程度使えるかも試してみました。まずは、私が自分の音声発信の文章化を試みた岸田総理のウクライナ訪問について聞いてみました。

岸田総理はウクライナを電撃的に訪問しました。戦後初めて戦地を訪問したことで明るみに出た我が国の課題は何ですか?

ChatGPT-4に対する質問

岸田総理がウクライナを訪問し、戦地を訪れたことは、日本の歴史的な課題である戦争責任と戦後処理の問題を再び浮き彫りにしたと言えます。
日本は第二次世界大戦中、アジア太平洋地域で多くの戦争犯罪を犯し、多くの国々から批判を受けています。そのため、日本は戦後、謝罪や賠償などの措置を取ることで国際的な信頼を回復しようと努めてきました。しかし、今回の岸田総理の訪問により、日本が戦争犯罪を犯した国々に対する謝罪や反省が不十分であるとの指摘が再び浮上しました。
また、岸田総理が戦地を訪れたことで、日本の歴史認識に対する批判が高まりました。日本の歴史認識には、侵略戦争や植民地支配に対する反省や謝罪が不十分であるとの指摘があります。岸田総理の訪問は、この問題を再び浮き彫りにし、日本が歴史的な責任を果たす必要があることを改めて示したものと言えます。
したがって、岸田総理の訪問は、日本が歴史的な責任を果たすことや、国際社会において信頼を回復することが重要であることを再認識させる機会となったと言えます。

ChatGPT-4の回答

私は総理の警護をウクライナ側に依存したこと(自衛隊の派遣をできない現状)や情報管理に関しての分析を期待したのですが、全く的外れな回答になっています。何度かやり取りすると、私の質問の意図は理解しますが、回答はありきたりで新たな視点を提供するものはありませんでした。

海洋プラスチックについて質問してみると

気を取り直して、取り組みたいと思っている海洋プラスチックについて以下の質問をしてみました。

海洋プラスチックが魚の健康に悪影響を及ぼすかどうか、複数の論文を集めたメタ分析を示してください。また、魚介類を通じて人間の健康に悪影響を及ぼすかどうか、同じくメタ分析で示してください。

ChatGPT-4に対する質問

海洋プラスチックが魚の健康に悪影響を及ぼすかどうかに関するメタ分析の例をいくつか紹介します
1.Rochman et al. (2013)は、海洋プラスチックが魚の健康に与える可能性がある影響を調べた。このメタ分析では、海洋プラスチックが魚の食欲、成長、生殖能力、および生存率に影響を与える可能性があることが示された。2.Nelms et al. (2019)は、海洋プラスチックが魚の健康に与える影響をより詳細に調べた。このメタ分析では、海洋プラスチックが魚の食欲、栄養素吸収、消化器官の損傷、免疫系の損傷、および毒性に影響を与える可能性があることが示された。
3.Collard et al. (2021)は、海洋プラスチックが魚の生殖に与える影響に焦点を当てたメタ分析を行った。この研究では、海洋プラスチックが魚の生殖能力に悪影響を与える可能性があることが示された。

次に、魚介類を通じて人間の健康に悪影響を及ぼすかどうかに関するメタ分析を示します。
1.Galloway et al. (2017)は、海洋プラスチックが魚介類を通じて人間の健康に与える影響を調べた。このメタ分析では、魚介類が海洋プラスチックにさらされると、ポリ塩化ビフェニルやダイオキシンなどの有害物質を蓄積する可能性があることが示された。
2.Lusher et al. (2017)は、魚介類から摂取されるマイクロプラスチックが人間の健康に与える影響に焦点を当てたメタ分析を行った。この研究では、マイクロプラスチックが魚介類の消化器官に蓄積されることが示され、魚介類を通じて人間の健康に悪影響を与える可能性があることが示された。
3.Van Cauwenberghe et al. (2016)は、魚介類から摂取されるマイクロプラスチックが人間の健康に与える影響をより詳細に調べた。このメタ分析では、マイクロプラスチックが有害物質を吸着することが示され、魚介類を食べることによって、これらの有害物質が人間の健康に悪影響を与える可能性があることが示された。
以上のメタ分析から、海洋プラスチックが魚の健康に影響を与えることが示唆されており、魚介類を通じて人間の健康にも悪影響を及ぼす可能性があることが示されています。ただし、これらの研究にはまだ不確定要素も多く、今後の研究が必要とされています。

ChatGPT-4の回答

海洋プラスチックに関する分析は的確だという印象を受けます。メタ分析を集めるのは手間がかかりますので、この回答は有益でした。続けて海洋プラスチック削減方法についても質問してみました。

海洋プラスチックを減らす必要があることがよくわかりました。それでは、海洋プラスチックを減らすにはどのような方法が最も効果的ですか。日本では買い物の際のプラスチック袋を有料化するなどの対策をとっていますが、これらの方法は有効ですか?

ChatGPT-4に対する質問

海洋プラスチックを減らすためには、様々なアプローチが必要です。以下に、いくつかの方法を紹介します。
1.プラスチック使用量の削減:プラスチック使用量を減らすことが、海洋プラスチックの削減に最も効果的な方法の一つです。例えば、プラスチック製品の代替品を開発する、リサイクルに適したプラスチックの使用を促す、プラスチックの包装を減らすなどの方法があります。
2.プラスチック廃棄物の適切な処理:プラスチック廃棄物を適切に処理することが、海洋プラスチックの削減に重要な役割を果たします。例えば、プラスチックをリサイクルする、プラスチックの廃棄物処理施設を整備する、プラスチックの焼却施設を改善するなどがあります。
3.教育・啓発活動:海洋プラスチックの問題について、人々の意識を高めることが重要です。例えば、プラスチック廃棄物の適切な処理方法を啓発する、プラスチック使用量の削減に向けたキャンペーンを展開するなどがあります。
日本で実施されているプラスチック袋有料化などの取り組みは、プラスチック使用量の削減に向けた取り組みの一例です。これらの取り組みは、プラスチック使用量を減らすために有効な手段であり、環境問題に対する意識を高めることにもつながります。ただし、これらの取り組みだけでは、海洋プラスチックの問題を完全に解決することはできません。継続的な取り組みと多角的なアプローチが必要です。

ChatGPT-4の回答

時に賛否が分かれるプラスチック袋有料化の評価も的確で、全体的にまっとうな回答だと思います。

ChatGPT-4に対する評価

ChatGPT-4に対する現段階の私の評価は、「自らの専門分野においては新たな発見はないが、自らが新たなことに取り組む場合は有益」というものですが、アクセスが殺到しているようですので超速で進歩することは間違いありません。用途も拡大するでしょう。ChatGPT-4と対話を重ねることで「カスタマイズ」されて私の政策や手段をサポートしてくれるのであれば使い勝手は格段に良くなり、近いうちに手放すことができなくなるのではないかと感じています。

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