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介護休業/休暇制度を解説! 34歳2児の母 3か月の介護休業を取得して


介護休業を取得してみて

こんにちは!まなかいごです。
この度、法律で定める介護休業の期間 93日を満了し、職場復帰を果たすこととなりました。

介護休業って誰が取れるの?どうやったらとれるの?
もらえるお金は?
介護休暇との違いは?

今回のブログでは、介護休業と介護休暇の制度を解説するとともに、実際に私が介護休業を取得して感じたことをお話しさせていただきます!

介護休業制度とは

①育児介護休業法で定められている

②期間 最大93日

例えば 30日、30日、33日 に分けて取得してもいいですし、
今回の私のように 93日まとめて取得することも可能です。

③要件

1,対象の「家族」であること
①配偶者(事実婚を含む)
②父母
③子供
④孫
⑤配偶者の父母
⑥祖父母
⑦兄弟姉妹
2,「常時介護を必要とする状態」であること
常時介護を必要とする状態とは、二週間以上に渡って継続的に介護をする必要がある状態のことを指し
①介護保険制度認定 要介護2以上
②排せつや歩行等に関し、一定の基準を満たす者
つまり、会社が認めれば、要介護の認定がなくても介護休暇を取得することが可能です!

④お金

休業開始時の月給の67%が支給される

介護休暇を取ってみて感じたこと4つ

①短い!

93日は非常に短かったです。
3ヶ月では本当に何にも解決しません。

そもそも、この介護休業の93日間の使用のイメージとしては
 例①施設入居させる準備をする期間
 例②同居の受け入れのための 準備期間
 例③介護に適する状態にリフォームするための期間
 例④看取りが近い
 例⑤諸々の手続きをまとめてやるための期間
 例⑥介護サービスなどを利用して仕事と介護を両立させる準備をするための期間

私のようにもう何年も介護をしている人間にとっては、三か月休んだところで正直何も状況は変わりませんでした。

②楽しかった!

人生の夏休みのようでした!
例えば父と母と三人でIKEAに行き、IKEAの中を車いすで回り、例のミートボールを売ってるレストランにて三人でご飯を食べる。
座っているのが難しい父の肩を組んで、この年になって父と肩を組んで食事をする、そんな楽しい時間を過ごすことができました。
他にも家で一緒にYouTubeを見たり、音楽を聴いたり。
そういうゆったりした時間を持つことができたのは、子供の頃はずっと忙しかった父との時間を取り戻すことができたようで、すごくよかったと思いました。

③1番良かったこと

一番良かったことは何だろう?と考えた時、思い浮かんだのは、母が相談をしてくれるようになったことでした。
今までも父の様子を私もたまに手伝いには行っていましたが、やはり点でしか見ていなかったので、あくまでも介護する母のお手伝いや、一時的な代打の役割でした。
しかし今回線で父の様子を把握できるようになり、母と同じ立場で介護にあたることができるようになり、母が私に積極的に相談をしてくれるようになりました。
例えば、主治医の先生のお話を一緒に聞いて薬の増減を判断したり、
デイサービスやショートステイの回数を決めたり、
往診の先生に来てもらおうか等。
今まで父と母とのだけの関係で煮詰まっていたものが、私に相談することによって母の精神的な負担がかなり減ったのではないかと感じています。

④意外なデメリット

父が私や母にとても甘えるようになってしまいました。
母以外にも人が増えたので、私と母を交互に自分の思うように使うようになってしまい、母の仕事が半分になると思ったところが、そうはならなかったというのが計算していない出来事でした。
更に私の方が父に対して距離感があるため優しく接することができ、その影響で父が母に対して反発するようになってしまいました。
まなかはこんなにやってくれたのに! まなかは今日は来ないのか!
といった様子で、元々王様気質だった父がより一層王様になってしまったのは意外なデメリットでした。。。

介護休暇制度とは

介護休業は復職を前提として取得ができるものであるため、今回私はひとまず復職をしますが、これからも仕事と介護(と育児)を両立させるため、介護休暇制度を活用していきたいと考えています。

①対象家族

介護休業制度に準ずる

②期間

要介護者一人につき年間5日間(時間単位での取得も可能)

③お金

法的な定めはなく、会社によって無給、有給の場合があります。

以上、私が93日の介護休業を実際に取得してみて感じたことでした!
これからも介護を続けていく中での感じたことや取り組みを発信していきたいと思っています。

在宅介護をもっと楽しく!
まなかいご でした。


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