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県学力調査CBT化 MEXCBTの活用について

令和4年度予算特別委員会(教育局)

◆細田善則委員   教育局に、主要な施策1、そして美田委員も先ほど触れておりました県学力調査のCBT化というところについてお伺いをいたします。  4,400万円ということで、私としては、CBT化はやっとかというふうな印象がございます。私が学生だったのが16年ぐらい前なんですけれども、当時にもうTOEFLがペーパーベースをやめますということで、CBT、IBTというところにいたのが2016年頃でありましたので、全数調査とまたちょっと性質が違うというところは十分理解しておりますが、是非高いレベルでのCBT化をお願いしたいというふうに思っております。  今年、県内の9校で試験的に行われた試験実施で、どのような問題点が明らかになって、どのように今年の予算においてそれに対応するお考えか、お伺いいたします。

◎教育長   県学力・学習状況調査のCBT化についてでございますが、国も全国学力・学習状況調査を実施しておりますけれども、国もこれから実際の検討に入るということでございまして、全国に先駆けてCBT化を進めているというところでございます。  昨年度、県立の伊奈学園中学校、そして二つの町のそれぞれ小学校、中学校とで試行調査、試しにやってみるということをお願いしたところでございますが、市町村のサーバーに負荷がかかって、なかなかデータの収集なりがうまくいかなかったですとか、あるいは子供たちが一遍にアクセスしたために、通信回線の容量に問題があってうまくできなかったでありますとか、そんな課題が浮き彫りになってまいりました。  今年度は、より広く子供たちに、お試しの問題、少しだけなんですけれどもやってみてもらうことで、各市町村の状況をしっかり把握しようと思っております。また、解答の状況によりましては、キーボードで入力をするということに慣れていない子供たちが多いものですから、タッチペンで解答するとか、そういうことも含めて、子供たちがどういう方法で解答させることが、紙でやるときとCBTでやるときの差が出ないのかと、ICT機器の活用の仕方に問題があってテストで力を発揮ができないということになっては問題ですので、そういうことの検証に引き続き取り組んでまいりたいと考えております。

◆細田善則委員   今の御答弁でも、ハード面的な施設面の問題点と、子供たちの対応するソフト面の問題点が様々あったということですけれども、ハード面という意味で、文科省が今後CBTのシステムとして、MEXCBTという、問題をデータベースとして構築をして、それを各自治体に提供していく構想というのがございます。今、現状では埼玉は先行している関係でそれを使わずにということなんですけれども、MEXCBTを活用することによって、どの程度費用面、MEXCBTの仕上がり具合によって、本県、採用するかしないか考えればいいと思うんですけれども、もし採用できた場合、どの程度削減効果があるのか、お伺いいたします。

◎教育長   委員お話しのMEXCBTにつきましては、文部科学省が開発した公的なプラットフォームでございまして、自治体がMEXCBT上に調査の問題ですとか、あるいはアンケートを登録して、子供たちが登録した問題などを使用するということができるものとなっております。  これを活用して県学力・学習状況調査を実施した場合に、例えば県で独自にサーバーを用意する必要がないと、国のものが使えるということになりますので、そうした意味の導入費用の削減ですとか、あるいは国全体で取り組むことによって、システムの安定性などが確保できるのではないかと考えております。  一方、文部科学省がこのMEXCBTの機能拡充を現在進めている段階でございまして、ほかの自治体が埼玉県の問題を使えないようにプロテクトするとか、いろんな課題も出てくるようでございますので、国の検討状況を踏まえまして、連携して取り組めるような状況ができれば、その方向で進めてまいりたいと考えております。  それから先ほど私の答弁の中で、今年度は四つの市町の小中学校8校で、デモ問題を活用した検証に引き続き取組をさせていただきます。失礼いたしました。

◆細田善則委員   本県、先行している自治体として、他の都道府県が追随しやすいような、そういった汎用性の高い開発も視野に入れてお願いしたいと思います。  質問を閉じます。

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