埼玉県の競輪事業の方向性について - バンクリーグなど新たな切り口で双輪場の活用を

埼玉県議会 令和4年9月定例会
Q 細田善則

競輪場の方向性がどうなっていくかまだはっきりいたしませんが、当面の間、公園の中に双輪場が存在していくということで、活用を考えるべきです。そういった観点で、次は都市整備部長にお伺いいたします。
昨年、ジャパンサイクルリーグが発足し、プロロード選手がトラックで競い合う新たなレース、それがバンクリーグです。今年は宇都宮、別府、そして京都向日町の3か所の競輪場で公式戦が行われました。
本県でも、8月20日に西武ホールディングスが主催で自転車で地域を盛り上げるイベント、西武グリーンサイクルフェスタが開催されました。その一環として、西武園競輪場の中で非公式戦、エキシビジョンのバンクリーグのレースが開催されました。
そこで、伺います。
バンクリーグなど双輪場というほかの公園にないユニークな施設を生かした新たな公園活性化イベントを検討する必要があると考えますが、都市整備部長にお伺いいたします。

A 村田暁俊 都市整備部長

大宮公園双輪場は、令和3年度、競輪で約210日、練習や学生の自転車競技会などで約100日使用されていますが、これら以外にも施設の利用促進に取り組んでいます。
例えば、大宮アルディージャVENTUSや日本競輪選手会などと連携し、小学生を対象としたサッカーや野球、自転車競技の教室を開催しました。
議員お話しのバンクリーグは、観戦型スポーツとして広く自転車を楽しんでもらうため、選手との交流会や地域物産品の販売などを取り入れた自転車レースのイベントであり、公園の賑わいづくりにつながるものと考え
ます。
一方、双輪場は、競輪などの利用に加え、メンテナンスの必要もあり、利用できる日数が限られます。
このため、競輪事業や競技団体など利用者の意向を確認した上で、バンクリーグの主催者と調整するなど、双輪場の利活用向上に努めてまいります。

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