ここ数年続いている、誰もやらない変な習慣
二年前から、ツイッターで朝昼夜の三食、食べたものを写真に撮って、毎日ツイッターに投稿しています。
きっかけは、コロナ。覚えておいででしょうか。新型コロナウィルス感染症が、日本に上陸した年の春のことを。あの頃は、未知の感染症(今でも全てが明らかになったわけではありませんが)ということもあり、感染予防対策として、日常生活に今以上の厳しい制限がかけられていました。
テレビでは、毎日のように人気番組の再放送やダイジェスト版が放送され、SNSでは星野源さんの「うちで踊ろう」が話題になっていた頃です。たった二年前のことなのに、なんだか遠い昔のような気がしますね。いまだにマスクが手放せない生活なのにもかかわらず「マスク警察」という言葉、いつの間にか耳にしなくなりました。
話が少し脱線してしまいましたが、あの頃の「ステイホーム」の窮屈な状況には、極度のインドア派で、旅行も外食もほとんどしないわたしでさえ参っていました。家にいながら、何か気晴らしになるものはないかと始めたのが、毎日の食事を写真に撮り、ツイッターに投稿することでした。
新しい日課を作ったことで、日常に張り合いが出て、それなりの気分転換にもなりました。ただ、時には躊躇することもありました。コンビニのパンとおにぎりの日や、インスタントラーメンの日、前日の残り物で一食済ませる日。なんの得もないのに、これを人様にさらすのか?
そもそも、わたしは毎日自炊しているとはいえ、料理がそれほど得意ではありません。写真映えするでもなく、健康を考えたヘルシーな料理でもない。節約や時短といった、お役立ちの要素もありません。考えてみれば、最初から、見る側の人にとっての魅力はゼロです。そう気付いて以来、どんな手抜きでもジャンクフードでも、悩まず投稿できるようになりました。
当然と言っていいと思いますが、このアカウント、ほぼ誰にも見られていません。仲間はいないかと探してみましたが、三度の食事をひたすら投稿し続けている方は、見つけることができませんでした。日常を淡々と記録するアカウントは今もあると思うのですが、食事についてはジャンルとしてすたれてしまったのかもしれません。地味な身の削り方をしているのは自分ひとりなのかと、少し複雑な気持ちです。
以上が、ここ数年続いている、私の変な習慣の話です。他にもいくつかある「変な習慣」については、また別の機会にお話ししたいと思います。
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