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2021.8.25

後輩のライブを見た。

学生ライブを見たのは随分ぶりだ。後半休を取り電車に飛び乗る。降りたことのない駅はなぜだかワクワクする。眠れる冒険心をくすぐられるんだろう。

駅からしばらく歩き工業地帯に入るといつぶりかの後輩が立っていた。しきりにお礼を言われながらチケットを受け取った。ノルマってきついよね。俺も営業だしわかるよ。バンドってある意味営業なのかもね。

感染症対策の諸々を済ませ会場に入ったが、あまりある若いエネルギーにあてられてしまい帰りたくなった。4つや5つ違うだけでこんなにも疎外感を感じさせれるなんて若さってすごい。

居心地の悪さを感じながらもせっかく来たんだから後輩のバンド以外にも見ておこうと何か所かあるうちの会場の1つに入る。これまた若いバンドマンが最後1曲を残し観客へのリップサービスの最中であった。

彼らはコピーではなく自分たちの曲を披露している様子。冷めたことをいいたいわけではないがとにかく長くとにかく熱いMCだった。何度も今行けたやろと思える盛り上がりが訪れたが、その興奮を2,3度引き戻し再び語りかける。例のごとくギターはアルペジオ。

新しいカギのコントを思い浮かべながら聞いた。彼らの最後の曲はお別れに関しての歌らしくぴったりだった。演奏を終え丁寧にお辞儀をしてステージを降りる。よくできた人だ。僕らと大違い。

後輩のライブが始まる。ステージにいる全員が後輩らしいが半分しか知らない。そうか。時間って案外経っているものと考えた方がいいな。

音が鳴る。大きい音。けど全員の音を感じられる。じっと見つめ聞いていると2曲ほど終わってしまった。気持ちがまだ社会人でいるみたい。

徐々に体が揺れていく。音に合わせて首が動く。いいなぁと感じ始めたころに終わってしまうのが学生ライブだ。これがまた聞きたいとさせてくる。

どうやら彼は2バンド連続で出るみたい。もう一方のバンドは正直好みのものではなかった。これも学生ライブの不思議なものでなんとなく最後まで聞こうと思うのだ。せっかくだしと。なにがせっかくなのかはわからないが。

好みでなくとも5分の曲を5曲もやれば計1分ぐらいはおっイイねと思う瞬間はある。それを求めて辛抱強くライブを見る。これもまた一興ですね。

後輩たちは演奏後、走ってかき氷を食べに向かった。あぁいいなぁ。そう感じた途端に再び自分の居心地の悪さに気付きいそいそと帰宅した。

後輩の彼に僕がライブするときは見に来てねと言ってしまった。曲書かないとな。いい平日だ。続け。


また時差のある投稿です。もう9月ですね。
旬なものをたくさん食べる秋にしたいな。

今日は薄味だけど味のある日記にしたいものですね。
頑張ります。おやすみなさい。


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