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スポーツを「使う」

noteを始めることにしました。初めまして。

私は、スポーツ×ITの会社で働いており、仕事としてスポーツに関わっています。コロナ禍でスポーツも色々と制限がかかることになり、改めてスポーツの価値を考え直す日々です。

また、東京オリパラ後のレガシーとして何が残るかは、スポーツ自身の価値をどう捉えるかにも関係しているように思います。

そこで、スポーツの基本3要素を見つつ、更に発展するための価値・役割を考えます。

スポーツの3要素

スポーツの基本3要素として、「する」「みる」「ささえる」があります。

①スポーツをする
実際にスポーツをすること。プロ選手がおこなうトップスポーツもあれば、エンジョイ志向のスポーツもあります。

②スポーツをみる
スポーツを見たり聞いたりすること。例えば、TV、ラジオ、現地観戦、パブリックビューイング、ネット(ライブ、アーカイブ)などがあります。

③スポーツをささえる
スポーツを裏側から支えること。例えば、審判、コーチング、ボランティア、メーカーなどがあります。


上記の他にも、「スポーツを●●する」という形はあると思います。

例えば、Bリーグの秋田ノーザンハピネッツの理念には、「スポーツを語る」という要素が追加されています。

また、世界ゆるスポーツ協会は、「スポーツを作る」という活動を行っています。

スポーツを「使う」

そこで次に考えられるのが「スポーツを使う」ということです。

スポーツを使って何かをするということ。基本3要素は、スポーツ自身が働きかけの対象になっていました。しかし、「スポーツを使う」ということは、スポーツが手段になり、働きかけの対象は他にあります。

スポーツを使って課題解決をする。

これは何も新しいことを言っているのではなく、既に多くの取組みがあります。

・スポーツを使った街づくり(地域活性化)
・スポーツを使った教育
・スポーツを使った人と人とのマッチング
・スポーツを使った国際交流

スポーツ単体で生きることは難しくなってきていると思います。少し前は、「有限の時間をどうスポーツに割いてもらうか。もはや、スポーツは同じ競技種目の中で競争するのではなく、全てのエンタメとお客さんを奪い合う」と言われていました。が、コロナ禍で各エンタメ業界が苦しんでいる中で、スポーツが生き残るためには、エンタメ(も人を元気にするというためで重要ですが)だけでは難しいのではないでしょうか。

そう考えた場合に、課題解決の手段となることは、スポーツが生き残っている1つの考え方だと思います。

また、これはSDGsといった世界の課題解決にスポーツの側面から取り組んでいくことに対してもスムーズに受け入れられやすいはずです。文科省のページでもSDGsに対して「スポーツとの関連で」という文脈での課題解決例が書かれています。https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/shingi/001_index/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2016/09/15/1376700_005.pdf

今後は、「課題」と「ゴール」を設定し、それに対して「手段としてのスポーツ」をどう使っていくのかを提案するという方向性を更に模索していきたいと思います。

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スポーツの課題解決

上記、「スポーツを使った課題解決」を書きましたが、スポーツ自体の課題解決も必要です。この点、私たちは特にIT面からスポーツの課題解決をおこなっています。

①「スポーツをする」の課題解決
例えば、Web上でスポーツイベントのエントリーをおこなうことや、施設の予約をWebシステムを使って効率化すること、などです。

②「スポーツをみる」の課題解決
例えば、アプリでプロスポーツの試合をライブ配信することや、SNSのタイムラインで試合映像のアーカイブを流すこと、などです。

③「スポーツをささえる」の課題解決
例えば、Webシステムを使って審判の方の登録や資格取得のための受講をおこなうことや、指導者とチームをWeb上でマッチングすること、などです。

ITによりスポーツの課題解決をすることは、まだまだ余地があります。この場合の課題は様々ありますが、ゴールは以下の2つです。

・スポーツをもっと楽しくする。
・スポーツに関わる業務をもっと効率化する。

スポーツを使った課題解決と併せて考えると、私たちができることは、もう1つ踏み込めるのかもしれません。

スポーツ×ITを使って課題を解決する

これからもスポーツのため、スポーツを通したよりよい社会のため、積極的な提案をしていきたいと思います。

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