⑨【水上優 先生】宝生流能楽師をもっと身近に。
「何か人がやっていないことをしたい!」
と言って能楽師になった父が
息子のために書いたノートの中身とは?
昨年2020年3月に延期となりました五雲能が約1年半越しに上演されます。今回、インタビューさせていただいたのは「葵上」を勤める水上優先生。お父様が能楽師となるまでの貴重なお話や、ご子息との共演のお話など、「親子」がテーマの内容となりました。
ーー優先生が「受け継いできたもの」は何ですか。
父が書いた子方の型付ですね。私が子方になったときに、父が子方の型(動き)をノート