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宝生流能楽師をもっと身近に。インタビュー記事

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2021年2月の記事一覧

②【朝倉大輔 先生】宝生流能楽師をもっと身近に。

宝生和英宗家の書生として能楽堂に住み込み、公演やワークショップで各地を飛び回っていらっしゃる朝倉大輔先生。「鞍馬天狗」の花見児で初舞台を踏んだ大輔先生は、2021年2月20日(土)の五雲能において、同曲のシテを勤められます。今回のインタビューでは、普段詳しく明かされていない内弟子生活について、また、子方時代からシテを勤めるまでの心境の変化などについてお聞きしました。 ――大輔先生は、内弟子生活はいつごろからスタートされましたか。 2013年の3月で芸大を卒業しまして、4

①【佐野由於 先生】宝生流能楽師をもっと身近に。

最近では動画サイトで能楽関連の配信を多く見かけるようになりました。しかし、公演の動画だけでは伝わりきらない能楽師の魅力がたくさんあります。これから初めて能楽を観る方、ずっと能楽を愛し応援し続けてくださっているお客様、すべての方を対象に、宝生流能楽師をより知っていただく機会をつくれないだろうかと考えました。 そこで、毎月2名の能楽師にインタビューし、各々の個性を最大限に活かした紹介をしていきたいと思います。 宝生流の盛んな金沢の地で生まれ育った佐野由於先生。今月2月14日(