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11月4日土星逆行終了


土星逆行終了

本日11月4日、6月18日より逆行していた土星は逆行を終了します。

2023年の土星の動き

3月 7日 土星魚座入り
6月18日 土星逆行開始(サビアン度数魚座8度)
11月4日 土星逆行終了(サビアン度数魚座1度)
現在土星は、度数が変わらず、見かけ上動いていない「留」の状態です。

逆行とは?


地球上から観測したときに、太陽と月以外の惑星は、通常の進行方向とは逆向きの反対方向に進んでいるように見えることがあります。
これを「逆行」と言います。

「逆行」を占星術的な見方で考えると、「逆行」はいつもとは逆の方向に進むことから、その天体の意味する物事の成長や進行過程が逆向きになり、忘れ物を取りに帰るような、逆方向に向かうようなイメージとなります。

逆行期間は、その天体の意味や滞在しているサインの振り返りをして「忘れ物を取りに戻る時間」です。

今回は土星が魚座8度から魚座1度まで逆行しているので、もう一度そのテーマのなかで忘れていたことがないか、振り返るようなタイミングだったのです。

土星の意味


土星は、「しっかりと形にする」ことを厳しめに諭す土星先生とよく例えられます。しっかりと基盤や基本、構造化を促します。

土星は「試練」「制限」「限定」というキーワードがありながら、「時間をかけて取り組むことでギフト」となるという読み方ができるのです。

土星の逆行期間をイメージすると

土星先生は「そこはしっかり形ができているのか?」と固い金づちで、基盤となる部分を叩いていきます。

しっかり出来ていなかったところは崩れてしまうので、再構築することになります(^^;。
なので土星先生から指摘されたことにしっかり取り組むと、結果的にはその部分は、その後29年間(土星はホロスコープを29年かけて1周します)使えるものができるとも言われます。

今回の逆行は、3月7日から6月18日(順行)までに土星先生から指摘され学んだことを、6月18日から11月4日(逆行)までの間でもう一度復習していた感じです。

そして、その学んだことを活かして、もう一度、魚座1度からのテーマに再度取り組んでいくようなイメージでとらえると良いかなと思います。

魚座の表すこと

魚座は12星座最後の星座で、極性はマイナス(受容的・内向きのエネルギー)で、水のサイン(情緒や感情に関連)、柔軟宮(変化・変容の行動形態)という分類ができます。「時間」や「空間」の縛りから放たれた「目に見えない世界」がそこにあることを直感的に霊的な星座です。

いかなる対象にも同調・融合可能でありながら、いかなるものにも縛られない変化していく星座です。

キーワードとしては、「癒し」「すべてを受容するような共感性」「イマジネーション」「無償の愛による救済」「芸術的」「神秘的」などがあります。

逆行中に関連したサビアンシンボル

魚座1度
「公共の市場」
世の中の思想や生き方に優劣をつけず、すべてを平等に並べて比較する。
混乱もあるが、その代わり偏見を持たない。

魚座2度
「ハンターから隠れているリス」
自分にとって大切なものを他者や社会に踏みにじられないように、隠して保護し、じっくり育てる。警戒も必要。

魚座3度
「化石化された森」
本当に価値があると感じ、発展させるべき思想、体系、文化、物品などを風化から保護する。技芸などを自らが維持しようとすることも。

魚座4度
「狭い半島での交通混雑」
真に価値のあると思うものを多くの人に広く浸透させようとする。押しつけには注意する。

魚座5度
「教会のバザー」
自分が普及させたいと思うものに特別な(精神的、宗教的)イメージ、付加価値をつける。いったんつけたイメージはなかなか消えない。

魚座6度
「正装して行進する将校たち」
大きな意義を感じることに、全身全霊で献身しようとする。意義を与えているものは何かしっかり見つめることが必要。大きな意義に依存しすぎに注意。何か大きな意義のためになら個人が犠牲になってもいい、などの思想には注意。

魚座7度
「岩の上に横たわっている十字架」
自分が奉仕する信念に命を懸けることで、超絶的な体験を得る。孤独のなかで天啓を得るようなイメージ。ただし、自分を支えていた土台が崩れる危険性もはらんでいるため、その方向性に気を付けること。

魚座8度
「ラッパを吹く少女」
自分で自分を鼓舞し、思い描く象徴的イメージに受肉していく。自らに興奮を与え、多くの人を扇動する。

逆行中に通過していたのは魚座の前半度数となり、魚座の基本的な性質や感受性に関連している度数帯です。

今日と明日は「留」

現在の土星は地上から見るとほぼ止まっているように見える「留」の状態です。

「留」とは

「ステーション」とも言います。土星の意味を地球上で現実化するにあたっての問題を意識するようなタイミング。
サビアンシンボルは前述の魚座1度。
魚座の始まりの度数です。

贈り物

逆行中は計画が思うように進まなかった方もいらしたでしょう。なぜ進まなかったのか、そこには土星からの大事なメッセージがあります。
振り返る、問題に気づくチャンスでもあるのです。

じっくり振り返り、再度取り組めるチャンスが「逆行」からの贈り物に思えるのです。

取りに戻って、その手に掴んだ贈り物を活かす時期が始まります。

お読みいただきありがとうございます。

星読あかり





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