８月３１日魚座満月
バタバタと日々が過ぎ、気が付くと下書き記事だけ増えたままの８月となりました。。。
明日８月３１日１０時３６分、月は魚座で満月を迎えます。
通常ひと月に満月は１回のみが多いので、２回目の満月はブルームーンと言われ「稀な満月」と言われています。
さらに今回は月が地球からもっとも近い場所で満月となる、スーパームーンとなります。
スーパーブルームーンとなります。
月のサイクル
満月
月は昔、太陰暦など暦に使われていて、農業や漁業などに活かされてきました。
また満月の時には出産が多くなるという話もあり、月と人（生物）との不思議な関係は古来より様々な言い伝えがあります。
満月の時期は
新月に蒔いた種が花開き、手がけたことの一旦のゴール、収穫時期となります。また総仕上げをしたり、成果に感謝するのもおすすめの時期となります。
・計画の総仕上げをする
・成果を確認する
・和解する
・芸術に触れる
・果物を収穫する
・好きな人に告白する
・たっぷり保湿する
今回は魚座での満月なので、「もう手放したいな」そう感じることは、ゆるっと許し、手放していけそうなタイミングでもあります。
土星が絡んでいる満月なので、これまでのことや周りに感謝しつつ、自分にも優しくしながらゆったりと、気持ちに余裕を持って過ごすと良いでしょう。
瞑想したり、お風呂でリラックスもおすすめです。
二つの新月
満月は収穫時期ですが、スタートの時期は二つの新月を採用しています。
直近の新月
まずは８月１６日獅子座新月。
仕事でも趣味でも、やりたいことがはっきり見えて、夢や目標に向かって没頭するように取り組むような新月でした。
満月時期には、願い事が現時点ではどのくらい叶っているか確認するのに良い時です。計画はどのくらい実現できたでしょうか？
ひとまずの成果を感謝し受け取り、分かち合えるものは分かち合いましょう。問題点を見直したり、修正していくサイクルです。
魚座での新月
もうひとつは、半年前の魚座新月、2月２0日の新月です。
自分が大切に想うこと、守りたいものなど、大切なものをじっくりと育てるような新月でした。
その頃からスタートしたことは答えが出るようなタイミングです。
満月図を読む
星の配置とサビアンシンボル
今回の満月は月が土星とコンジャンクションした後に、太陽とオポジション、満月となっています。
その他は金星と木星がスクエア、水星が木星や天王星とトラインとなっています。火星と土星はクィンカンカスです。
６天体が逆行中です。先に書いたように振り返ってみるにはとても良い時です。逆行は「忘れ物を取りに戻る時間」です。
①月と土星は緩くコンジャンクション、太陽はオポジション
少々シリアスでエモーショナルになりやすい配置。
ナーバスになったり、傷つかないように防御のため批判的になることも。ただし、満月時には土星と離れつつあるので、少しづつ落ち着いてくる感じでしょう。
・満月のサビアンシンボル
魚座8度
「ラッパを吹く少女」…世の中の感情的ムード
自分を自分で奮い立たせ、思い描くイメージに同化し周りを巻き込んでいく。情熱を保つ努力をする。
・土星のサビアンシンボル
魚座４度（逆行中）
「狭い半島での交通混雑」…世の中の課題
真に価値のあるものを多くの人に広く浸透させようとする。
他者への押しつけには注意。
・太陽のサビアンシンボル…世の中のエネルギーの方向性
乙女座８度
「最初のダンスの練習」
自分一人でも楽しめる何かを見つける。
・水星のサビアンシンボル…世の中の人間模様、知的関心ごと
乙女座２０度（逆行中）
「キャラバン車」
仲間と協力し、集団で新しい場所や分野を開拓する。未知の領域に共同で取り組む。
取り組んできたことに「収穫」を迎えるタイミング。ここまでやってこれたことに「感謝」をするポイントでもあります。
月と土星は４ハウス、太陽は１０ハウス。
満月ラインに直接アスペクトはありませんが、水星も１０ハウスの後半にあります。
自分が没頭するほど好きなことや、大切にしたいものを守ることに取り組んできた結果、あなたはどんな収穫を手にしているでしょうか？公私のバランスや、「基盤」となることの見直しなどはテーマになりそうです。
自分が価値を感じることを身近な人に伝えることに難しさを感じた、そんな方もいらっしゃるかも知れません。
例え伝わりにくくても情熱を失わず、自分の信じる道をゆったり構えながら進んでいくと良いでしょう。周りの意見も聞く耳を持ち、良いところは柔軟に取り入れつつ、しかしながら他の人の意見や環境に左右され過ぎない、バランスが大事です。
４ハウスの月＆土星（逆行中）なので、基本となること、ベースとなることを見直し、その価値をもう一度、再認識しておくと良いでしょう。
②金星と木星は緩くスクエア
楽しみごとは広がる傾向。広がり過ぎる感じも。お財布のひもにはちょっと注意。
・金星のサビアンシンボル…世の中の楽しみの傾向
獅子座１３度（逆行中）
「揺れている年を取った船長」
思い出や思いつくことを脚色し、面白く伝える。
・木星のサビアンシンボル…世の中の拡大分野
牡牛座１６度
「神秘を暴露するために空しい努力をする年をとった男」
これまでに前例のない未開の価値を開拓しようとする。新鮮でなおかつ普遍的なもの。これまでにないやり方を求めるとき。
金星は９ハウス、木星は７ハウスなので、新しい発想、既存のやり方ではなく面白い学問や哲学、またそれらを伝える人などは、拡大方向に。
ただしやりすぎになる感じもあります。
金星は逆行しているので、以前うまくいかなかったこと、諦めていた楽しみごとを復活させている感じもあります。
③水星と木星、天王星がゆるくトライン
・天王星のサビアンシンボル…世の中の気づき、改革すること
牡牛座２４度（逆行中）
「馬にまたがり骸骨の締め具をつけた戦士」
自分の属する文化や大切な人たちを守るために、敵対するものを排除する。水星は１０ハウス、木星・天王星は７ハス。
仲間と協力して新しい分野を開拓しているような事柄には、星からの応援がありそうです。
牡牛座の天王星は、「所有」の概念に気づきと変革をもたらしているようにも思えます。そして今は逆行中。
地の時代の経済は「自分の属するもの」を守るためある意味「敵対するものを排除」していました。
「敵対するもの」は本当に「敵対している」のでしょうか？
「排除する」ことが「自分の属するもの」や「守りたいもの」を本当に守ることになるのでしょうか？
再考を促されているように思います。
そこに気づけばさらに、星からの恩恵にあずかれるように思います。
マンデーン占星術的にみると
国の雰囲気は
満月図のアセンダントは
蠍座１４度
「電話交換士」
自分に必要だと感じる人脈は残し、さほど重要ではないと思われる結びつきは切る。人員整理。
社会全体のイメージは、信頼できる繋がりが大事にされる雰囲気になりそうな感じがあります。蠍座ルーラーの冥王星も３ハウスコミュニケーションに関するハウスにあるので、誰とでも繋がりたいイメージにはならない感じです。
国土を表す４ハウスに土星と月がコンジャンクションしているので、自然災害、台風などの情報はチェックしておきたいところです。
防災の備えもしておくと良いでしょう。
月は国民を表すので、４ハウスにあるのは活発に出歩いている雰囲気ではなさそうに感じます。
政府は我が道を歩むような雰囲気がありますが、外交関係は良い兆しと変化もありそうな感じ。
「敵対するもの」は本当に「敵対している」のか？
このあたりが肝になりそうです。
全体的に状況は持続的で長期間のイメージ。
アセンダントの蠍座も４ハウスの水瓶座も、ともに高温のイメージではないので、そろそろ気温も落ち着いてほしいですね。
参照文献
鏡リュウジさん著：ルネーション占星術、星占いを使う本
松村潔さん著：愛蔵版サビアン占星術、ディグリー占星術、未来辞典、完全マスター西洋占星術
ジャン・スピラーさん著：新月のソウルメイキング
ヤスミン・ボーランドさん著：ムーンオロジー
辻 一花さん著：未来予測占星学入門
ケヴィンバーグさん著：占星術完全ガイド
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