見出し画像

最近がボキボキ流行っているけど

保険適用の施術者さんが「自己免疫力を最大限に引き出す為に絶対的に必要な頚椎の調整」とか言う投稿をこの前見てしまい
ここまで大ぴらに首のボキボキを公表して良かったのか?疑問なんです。
(頚椎アジャストしても自己免疫力が最大限に上がると言う根拠が、若干怪しいのです。その方は一流のカイロプラクターさんとは違うのもあります。)

僕も頚椎アジャスト(サービカルテクニック)は出来るのですが、習得するまでにかなりの時間を要しました。
僕の場合「ボキボキッ!」と骨を鳴らす事はせずに
歪みの原因の箇所だけを狙って動かすのですが、その時に関係のない骨は動かしたくない(鳴らしたく無い)と考えて施術しています。

それ以前に骨が動かせるのか?どうかのチェックもします。
ズレていても受け手がチカラを入れやすい方だと、力を入れてしまい怪我をさせてしまう可能性が高くなり
それを感じた時はチャレンジしないのが僕の主義です。

骨を読めているのか?も疑問

頚椎に限らない事ですが、骨を動かしたい時
脊椎であれば、その関節の面がどの方向に向いているかを頭の中でイメージ出来る必要もあり
もう少し言うと
それがサブラクセーションなのか?フィクセ-ションなのか?を動的に確認する必要があり
その検査の結果必要な箇所を動かす。
これだけなんです。

経験の浅い子には、骨は読めるようになる事の重要性は伝えていますが、その歪みの原因は何処にあるのか?
筋肉などをしっかりと緩めれれば、歪みは軽減するはずなので
まずは安全に身体を緩めれる様になる事を教えています。

出来なくても、骨を読める事の大切さを教えても居ます。

そして何より、「読めないなら(確認と検証が出来ないなら)骨格へのチャレンジはするな」そう教えています。
これは経験を多く積み、受け手としっかりと向き合えた施術を続けていれば何時か骨格が読めるようになるので、それまでは経験が浅いと考えれば良いと教えています。

そもそもボキボキ施術をしたからと言って必ず良い結果が出る訳ではないので、今のボキボキ施術を世に見せる傾向はゲンナリです。
多分事故が増えると思いますよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?