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イキミミ32

とりあえず「意識して集中しなければ耳鳴りが聞こえない、あえて聞こうとしなければ聞くことができない」という状態をゴールに設定する、とは前回述べた。

言いかえれば「耳鳴りが聞こえ出す以前の生活を取り戻す」という事。

そこで本稿では「耳鳴りによって生活がどのように変化したのか」を書き出して、ひとつづつ考察してみる。

・アルコール、タバコの摂取をやめた。
これについては、特に問題ない。耳鳴りに順応したとしても再び摂取するつもりは今のところはない。

・スタジオに入らなくなった。またライブハウスにも顔を出していない。
これはなかなか堪える。ひとつチャンネルがなくなった、長らく好んできたもののひとつを失ってしまった、と感じる。しかし昨今は性能のいい耳栓がたくさんあるので、それを用いて再開できるものなら再開したい。

・長距離の運転
現在は睡眠障害の解消のためにSNRIというメンタル系の薬を服用している。そのせいなのか、耳鳴りによって良質な睡眠が取れていないためなのか、原因は分からないが、とにかく日中も常にうっすらと眠気がある。また耳鳴りのために集中力が持続しなくなった。これらの理由で長距離運転は控えている。

・出張に行っていない。
割と出張の多い仕事を生業にしている。しかし上記に加えて、ビジネスホテルの静寂が今は本当に恐ろしい。想像するだけでゾッとする。今は便宜を図ってもらって出張は控えさせてもらっている。

この2項については、SNRIの服用、日中のTCI、睡眠時のホワイトノイズマシンの使用を手放す事ができなければ不可能に思われる。すなわち1〜2年かかるというTRT療法が終了しなければ無理という事。

思いつく限りはこんなところだ。逆に言えばこれらを全クリすれば、すなわち順応したという事になる。なぜならばそれは耳鳴り以前の生活と変わらないからだ。

このあたりの状況の変化に留意して「腫瘍マーカー」のようにして判断材料にしたい。

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