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イキミミ18

話を聞こうとしない若者に怒りの銃弾をお見舞いし、フードでふざける不届き者を袋叩きにする。
terrorはいつだって最高なのだ。

歳とったおじさんミュージシャンにおいては、「新しいアルバムのテーマは?」と問われた時に「若者の代弁」みたいなたわ言は言ってほしくない。なんの説得力もない。

おじさんになってしまったなら、おじさんなりにおじさんの立場からリアルに言いたいことは絶対あるでしょう。
というか歳に関係なく、とにかくソイツ自身の言葉で、ソイツ自身の本当の意見が聞きたいのだ。

最近よく「まだ耳は治らないの?」とか「聞こえづらいの?」等と聞かれる。耳に始終装着しているTCIが目につくからであろうか。

実のところ自分としては一般的な意味での完治は目指していないし、ありがたい事に難聴も無い。

じゃあなんなのか。

その実態をその都度いちいち説明するのも面倒なので、LINEのタイムラインに本noteへのリンクを貼り付けてみたんだけれども、先日「読んでみたけどよく分からなかった。つうか長ぇーよ」と言われてしまった。

そこで本稿では改めて、今行なっているTRT療法というものについて自分の言葉でもう一度説明したい。なるべく分かりやすく、できればトラジカルにならないように。

説明しよう。
「TCIとは、つまり音姫なのだ。」

順を追って解説する。

自分はいわゆる排泄音(以下pooサウンド)、というものはあまり気にしない方だ。
いくら己の肛門が阿鼻叫喚の悲鳴をあげようが、ゴリビス「start today」のイントロのファンファーレの如く軽快なpooサウンドを響きわたらせようが気にならない。
切羽詰まって気ぜわしくカチャカチャとベルトを外す音、「首絞められてんのか?」と恐怖さえ感じるような地獄のうめき声、はたまた「疑問形の屁」が聞こえてこようが、もしくは聞かれようが全く気にならない。
基本的に「それが便所だバカヤロー」というスタンスである。

しかし特に女子など、なにか必要以上に神経質に気にしてしまう人もいる。
微かな音でも気になってしまう。
先客がいたら、アサシンのように細心の注意を払って隣の個室に速やかに忍びこみ、音をたてないように人知れずステルスpooをキメてみたり。
知らんけど。

もし、そんな人が上記のようなストロングスタイルに感覚をスタイルチェンジできたならばどうであろうか。
QOLは爆上がりであろう(?)。

少なくとも、もうユンケルのストローくらい細い神経で誰にも気づかれずに目的(ここではウンコの意)を達成しなければならない、というストレスからは開放されるはずである。

まあとにかくそこを目指すとしよう。
その具体的な方法、手段としてまずは「pooは出ても当たり前」という事を説く。
その上でいよいよ音姫を使用して訓練していく。
pooサウンドのツマミがフルテンの10だとしたら、あえてその8割くらいの比率で音姫の音をゲインするのだ。シンプルに理屈だけで言えば80%は音姫によってマスクされ、単純な引算でpooサウンドの恥辱度は20%にまで減少する。
この状態を続けて徐々にpoo音に慣れていくという寸法だ。
1〜2年も経てば、しだいにpeepoo音が当たり前の取るに足らないものになり、やがて面倒になって自然と音姫を使用しなくなるのだ。
ガサツな人間の誕生である。

お分かりいただけただろうか。

ワタクシが今行なっているTRT療法は、これとほぼ同じと言っていい。
別に耳鳴りを患っている人が人三化七なのではなく、poo音のように全ての人が持っているもので、それを感じるか感じないかというだけのこと。そしてそれを完全に消すのは不可能なので、ホワイトノイズを発するTCIを用いてそれに順応するということ。

説明は以上だ。
最後に急いでつけ加えると、できるだけ分かりやすく正確に伝えたい、と意識して書いてみたら結果的にこういう形になってしまったというだけなので、ワタクシの事を「とんだスカトロ野郎だな」とは思わないでいただきたい。

ガチで割と真顔で書いたつもりなんだけれども、なんかクサい記事になってしまった。

関係ないけど、1年365日中300日はゲリ気味なワタクシ。コンビニのトイレでケータイをながめてなかなか出てこないヤツは万死に値する。

スタンディング・クロス!




(写真はスタンディング・クロスの創始者、日村氏)

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