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イキミミ34

TRT療法を始めた当初、車の運転が少々苦手になってしまった時期がある。
エンジン音やロードノイズで、ホワイトノイズがかき消されてしまうと耳鳴りの存在がクローズアップされてしまう。どうも自分の耳鳴りと運転時のノイズは相性が悪いようだ。

以前は運転中は音楽を流していたんだけれども、そういった状況から気をそらすためにもう少し内容のあるものを聞くようになった。

そんなわけで車通勤の片道1時間、毎日radikoやポッドキャストを聞きまくり、だいぶ詳しくなってしまった。サンドリ、バナナムーン、爆笑問題から、sick peopleポッドキャストまで。

毎週楽しみなのが島田秀平のポッドキャスト「オカルトさん」。
きつね大津の回でのこんな話(15分くらいから)。

いわく、霊感というのは意識の問題だという話で、例え話でコロンブスの船を見たネイティブアメリカンの逸話を引き合いに出している。

『インディアンにはコロンブスの船が見えなかった
アメリカのドキュメンタリー番組What the Bleep Do We Know?(私たちは一体全体何を知ってるっていうの?)
によると、アメリカの先住民であるインディアンは水平線に映るコロンブスの船に気づけなかったそうです。
その理由は、彼らの視覚に問題があったからではありません。それまで彼らが目にしてきた物と水平線に映る船とがあまりにもかけ離れていたからです。』

この話、知らなかったし真偽も定かではないけれども、すごく面白い。

何度も言ってしまっているが、耳鳴りも実体のない亡霊のようなものだ。

コロンブスの船のように見えなくなる事を願う日々だ。

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