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藤田嗣治の展覧会へ

こずえと福岡市立美術館の近くに行く用事があったので、市美に寄ってみました。
『藤田嗣治と彼が愛した布たち』という展覧会が開催中でした。

藤田 嗣治は、日本生まれのフランスの画家・彫刻家です。独特の透明感のある白色や、繊細な線を描く作家です。
展示内容は予想以上に充実していました。

藤田嗣治が、布に気持ちを入れ込んでいることも知りませんでした。彼は染織品を描くことで、パリで人気を得たのだそうです。

本人が縫い物をしている自画像や、針道具の絵を描いたものもありました。
彼が自ら縫った服もあるし、集めた布等もいろいろあって、とても興味深かったです。
これまで観たことがない作品も、たくさん観ることができました。

彼の人生もスゴイです。
初期のパリ時代に隣の部屋に住んでいたモディリアーニとは親友で、第一次大戦が始まると生活は貧窮しますが、その後名声を高めます。
南北アメリカでも個展開催し、日本に帰ります。
第二次世界大戦の時には戦争画を手掛けたので、戦後は「戦争協力者」と批判されフランスに戻り、フランス国籍を取得。フランス政府から勲章まで贈られています。

こずえさんからの雑学情報は「この人は5回くらい結婚してるんだよねえ」ということでした。
公私共に日本人ばなれした人です。☆

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