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本の紹介『異彩を、放て』

今日は、『異彩を、放て。』という本の紹介です。10月に新潮社から発行されたばかりの本です。
まだ31歳の双子の松田兄弟のサクセスストーリー。サクセスの源泉は熱量です。思いの強さ。

障がいある人達の作品を、ネクタイや傘、バックなど様々な商品にしているんですが、それが皆高級感にあふれているので、とても人気です。

4歳年上の重度自閉症のお兄さんがいて、いつも周りから特別な目で見られたり、いじめられたりしたので、それがエネルギー源になっています。

24歳の時に、地元の障がい者さん達の作品展示会場に行って、あまりに感動して、これを商品化して売りたいと思ったことがキッカケ。

お互いに就職していたけど退職して、自分達の会社を立ち上げます。その商品がとってもオシャレ。

ヘラルボニーという会社名は、自閉のお兄さんがノートに書き連ねていた言葉だそう。意味不明だけど、その名前に意味を持たせたかったということ。

感動するエピソードはいろいろ出てきますが、双子とはいえ、兄弟の仲の良さには驚きです。

チラチラとしか出てきませんし、特別に母親への褒め言葉はありませんが、きっとおおらかなお母さんでしようねぇ。
重度の自閉症の下に、双子の男兄弟なんて、ゾッとるような育児です(笑)。それだけでも、すごい!!

私は娘二人で、下の子が中程度の自閉症でした。それでも、毎日追いかけまわしてくたびれていましたから、このお母さんの当時の運動量を想像すると、頭が下がります。

彼らの障がい者さん達への愛情いっぱいには感動します。世間の意識を変えるという目的のために、ビジネスの成功を目指している兄弟です。

岩手に行きたくなりました。そして、松田さんにお会いしたいです。

今日は読書感想というよりも、お勧めの本の紹介、ということにさせていただきますね。心が動きました。☆

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