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フジロックが無い2020年

今年は僕が1年で一番楽しみにしている「FUJI ROCK FESTIVAL」(フジロック)が開催されません。
とはいえ、新型コロナウイルスの影響でその他のフェスティバルも軒並み開催されません。
僕が主催している野外フェスティバル「hoshioto」も延期(中止)になりました。

もう仕方が無いとしか言えませんが、寂しさしかありません。
本当に残念。


1997年から開催しているフジロックですが、僕は2001年から参加してます。
途中、2回(2007,2008年)と参加出来なかった年もあったんですが、なんだかんだで17回ほど参加させてもらってます。
こういう状況にいれるのは本当に有り難いなと思ってます。
#ぶっちゃけ昔に何度か会社に嘘ついてますけど

2001年にOasisTravisManic Street Precharesが出演するという事で初めて行ったフジロック。
そこで受けた衝撃は僕の人生を大幅に変えるものになってしまったと思います。
言葉にするのはとても難しいのですが、僕が今まで持っていた価値観や固定概念を全てブチ壊してくれました。
そこにある全てのものが最高であり、あの場所で過ごす時間も最高。
ルールはあるようで無く、自分たちで考える、自分の事は自分でやる、Do It Yourselfの精神と自由がそこにはありました。

今まで僕が体感した事がないような事が次から次へと起こり魅了されていきました。
それから毎年当たり前のように参加させてもらい、自分自身を1年で一度浄化させてもらえる場所になっている気がしてます。
1年で一度、あの場所で会える人達も沢山いて、SNSでは繋がっていますが、やっぱり会えることって素晴らしいなと思うんです。
全国にそういう人がいるっていうのも本当に有り難い話ではあるんですけどね。

hoshiotoという野外フェスティバルを行っていますが、「FUJI ROCK FESTIVAL」は一番影響を受けてます。
フジロックに地元の音楽好きの人達を連れていきたいけど、遠いからフジロックみたいなフェスティバルをやりたいと思ったのは、hoshiotoを始めるきっかけの一つでもあります。
hoshiotoも「ミニフジロック」と言われるようにもなりとても嬉しく思ってます。
影響は受けてますが、hoshiotoも変化しているので今ではフジロックは目指す場所では無くなってますけどね(笑)


フジロックが中止発表の時、主催者のスマッシュの代表である日高さんはとてもポジティブな言葉を投げてくれた。

「悔しいけど、楽しく待っていてもらいたい。
早くからチケットを勝ってくれた人達、本当に有難う。君たちによってフジロックが支えられていることを本当に感謝します。
来年は今年の分も含めた2年分のエネルギーで、苗場で、楽しもう。約束するよ。」

日高さんは日本にフェスティバルを根付かせたパイオニア。
フジロックを始めた頃は色々なところで叩かれたけど、そんなものお構いなしに信念を貫いていつの間にか誰もが知っているフェスティバルとなった。
僕がめちゃくちゃ尊敬している人。
今まで色々なドラマがあったフジロックだからこそこの言葉の重みは深い。


今年は浄化する場所が無くなってしまって本当に寂しいです。
でも、来年2年分の想いを僕もhoshiotoにぶつけようと思ってますし、フジロックもやってくれると思ってます。


あと1年、楽しんで待ちます。
#その前にhoshiotoもやってやりますよ


こちら「雨上がりの夜空に」フジロックカーズバージョンですが、僕もいます(笑)


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