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二階堂千鶴という「高貴」なアイドル

Twitterにてffの人とたまに二階堂千鶴の解釈について語り合うことがある。二階堂千鶴とは、アイドルマスターミリオンライブ!!に登場する「セレブ」アイドルなのだが、彼女はどう捉えられているのか、個々人の間で解釈が割れがちなアイドルでもある。

私は別に千鶴Pでもなんでもないが、1人のプロデューサーとして千鶴さんは好きな方であるし、どういう人なのかも見ているつもりである。

今回は千鶴Pではない視点から、二階堂千鶴というアイドルについて考察したいと思う。

二階堂千鶴は「高貴」である

初めに断っておくが、この記事はダイマ記事ではない。考察記事である。なので書き方もダイマ記事で用いる敬体ではなく、常体である。そのため、人によっては高圧的な印象を感じる場合もあるかもしれないが、ご了承いただきたい。

率直に結論から言うと、千鶴さんは「高貴」な方である。この場合の高貴は、英語でいう「noble」である。現にミリシタでも、多くは年上としての安定感などで場を落ち着かせる場面が多い。

しかし、だ。あれ?と思う人もいるだろうが、ミリシタでも語られているように、千鶴さんは「セレブ」アイドルと扱われてることが多い。

そう、あくまで千鶴さんは「セレブ」アイドルと名乗ってはいるのだ。または見なされていることもある。千鶴さん自身も「セレブ」というのにある種のこだわりがあるのは間違いないだろう。

二階堂千鶴は振る舞っている

少しでも千鶴さんを知ってる人ならお分かりだろう。千鶴さんは本当はセレブではない。

考察の範囲を出ないが、どこかの商店街の、「二階堂精肉店」の娘である。よくコロッケを劇場に差し入れしているが恐らく自分の家のものだろう。

さらにはよくクーポンを集めていたり、ファミレスも「わ、悪くないですわね」とどこか馴染んでいるような雰囲気を醸していたり、と「本当に貴女セレブなんですか?」とツッコミを入れたくなるような描写がなされている。

その証拠に、最近実装されたオファーテキストの中に、ほぼ決定的な証拠が見つかった。

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水瀬財閥の娘である伊織とのオファーテキストなのだが、まあ知っての通り伊織の家は正真正銘のセレブと言って差し支えのない家である。それに対して自称「セレブ」な千鶴さん「本物」と表現するということは、千鶴さんはまるで「本物」ではないように見えてしまうではないか。

ここで私の考えを明言しておくが、ここまでの証拠から、私は千鶴さんは明らかに「セレブアイドル」として振る舞っている、言い換えれば騙っている、と考えている。そして、その「セレブ」も実際のところ、千鶴さんは少し勘違いしている節があり、結果として千鶴さんは「高貴」な立ち振る舞いをしていると考えている。

二階堂千鶴の本心とは?

もちろん、千鶴さんは間違いなく、高貴な人である。大学のミスコンで優勝しているし、事実他のアイドルからも千鶴さんは頼られている。不意を突かれると狼狽えたりするが。

ここで注目したいのは、【二階堂千鶴はセレブというワードをどのように考えているのか】という点についてだ。先に挙げた画像からも読み取れるが、千鶴さんは自分がセレブだと実感できていない。彼女はセレブのように振る舞っているが、その振る舞いは本人が思うよりもセレブとして振る舞えてないという自己評価を下しているのではないか?と私は指摘する。

さらに、「セレブ」というワードは千鶴さんを見る目に、バイアスをかけてしまうという点も無視できない。彼女を「セレブアイドル」として見ると、当然である振る舞いやあれ?と思う振る舞いがあるが、その振る舞い一つ一つへの評価も「セレブアイドル」だと知っててみるか、知らずにみるかで大きく違う。

例えば、「おーっほっほっほ」と千鶴さんが誤魔化しのために高笑いをすることがあるが、「セレブではないことを誤魔化すために高笑いした」とメタ視点(ここではこうやって記事を読めるプロデューサー)では見れるが、ストーリーの中の他のアイドルは「うっかり間違えたのかな?」とも見ているかもしれない。

そして、千鶴さんの内心はそこまで描かれてない。どうなのかは千鶴さん本人にしか分からないし、私たちは推し量ることしかできない。

しかし、そのことについてより考えてみることが重要であり、私自身この章の問いに答えを出す事はしない。この記事を読んで、今後の千鶴さんをプロデュースする過程にて、より彼女を理解してほしい、というのがこの記事で最も伝えたいことである。

終わりに

最後に、この二つの質問をさせてもらおう。どう答えるかはお任せするし、そもそもその質問に答える立場でない人もいるが、主語を特定していないので、読者の皆様のご想像にお任せしたい。

なぜ彼女の高笑いを「誤魔化し」と捉えることができるのだろうか?

なぜ彼女を「ニセレブ」と言い切れるのか?

この疑問にあなたはどのように説明するのか、私は非常に興味がある。それとも、「私は違う!」とはっきり答えるのかもしれないが。これから千鶴さんを見ていき、答えを自分の頭で出した上で今後のプロデュース活動に活かしてくれれば幸いである。

何も難しいことは語っていない。この記事では彼女の現状をまとめ、彼女の本質を考えさせることを勧めている。難しく考えず、プロデューサーとして誠実に二階堂千鶴というアイドルに向き合ってほしい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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