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劇団高校生だった頃


 BTSで有名になったMBTI診断をずいぶん前にしたら、INFPで仲介者というのでした。
 有名なサイトの紹介の絵は、お花を持ったふわふわした雰囲気の人の周りを蝶が飛んでる! 足元見えてるのか?はらはら。
 
 で、指輪物語で有名なトールキンの言葉が引用されてました。
「金はすべて輝くとは限らない。
 さまよい歩くものが皆迷ってるとは
 限らない。
 年老いても強い者は枯れない。
 深い根に霜は届かない。」
 
 それいいなぁ、すこしでもそうありたいなぁ。
 内容もなかなか読みごたえありました。まあまあ当たってたり、くすぐったいくらいいい感じに書いてあるところも。
 タイプによって、血液型と同じくいろいろ言われる?話もたまにネットで見かけるけど、そのへんは気にしない。
 人口の1%?アメリカでは。
日本ではもう少しいる?どのようなサンプルでいつのデータかまだ詳しく見てません。

 以前ユング心理学に興味を持って、河合隼雄先生の本も大好きだったので、この診断のもとがユングと知って本当に驚きました。
 ユングがエネルギーの象徴としての占いに興味があったりしたので、影響を受けて占いのシンボルや哲学も好きになりました。

 私のタイプは内向、直感、感情、探索という価値観を基準にしていても、パーセントが48対52というのもあって、(例えば計画と探索)これは?と思いつつ面白かったてす。
 
 自分で感じたものと近かったけれど、たぶん職業選択のときなどに参考にするのか、向いてる職業、向いてない職業とあって、私はバッチリ向いてない職業、営業と接客を選んでました。🙂
 学校を卒業する前に、自分に足りないものを強化しようと感じたからでした。
 
 すぐにボロボロになったけど、少し強化されて、また自分らしく戻りました。

 もともと素は内向的で、小さい頃は家で一人で石ころで物語を作って遊んだり(地味!)、チラシを切ってごっこ遊びしたり(安上がり!)、
近所の友達に呼ばれたら、川辺で遊んだり(野生児!)、
小学生のときに家庭の事情で転校したときも、教室のワイルドな友人とのんびり自然に過ごしていました。
 一緒に漫画かいたり。
自分から、というより受け身だったので、大学卒業後に自分を変えてみようと思ったのでした。

 高校生の頃、「〇〇って、ざ、高校生みたい」と言われることがありました、
 今思えば、仮面の被り間違いで、内向的な人のよくある間違いのパターンかな?と感じます。
 仮面というのは、ユング心理学のペルソナというもので、社会的仮面のこと。

 当時私はサバイバルの真っ最中で、中学高校と、とにかく前に進むしかない、と劇団高校生をして、毎日を過ごしてました。
 無意識によくある高校生を演じて、家に帰って制服を脱ぐと、形のないヨレヨレした生き物。

 家庭の事情もありましたが、自分の気持ちが現実についていけなくて、とりあえずの感じでした。
 
 まずは目の前のことに必死だけど本気になれることもなく、サービス精神で重宝されてる感じ、そんな自分があんまり好きでない、でもとにかく先に進もう。ピエロみたいな自虐をしたり。

 その後急に、自分のままでいいんだな、と
自分以外の者になるために努力し続ける事でなく、
過去の自分より良くなろう、と変化したのですが、
今思うと、劇団高校生でない、素の自分ももちろん普段はみ出ていて、そこが友人たちにはわかっていたんだな、とも感じます。

 内向的な人が、自分より明るい仮面を被って、好かれてもなんか傷つく感じは、最近たまに話題として見かけますがそんな感じもあり、人は鋭いので結局は、全体性を感じてくれてた気もします。
 
 本人としては、あまりにも辛かったので、思い出したくなくて、
 その後からの自分が普通に自然に明るくて、好きだったのですが、最近その頃のことを思い出すことがあります。
 
 眼の前の人を喜ばせたい、反動で自分一人になりたい、
 何も悪くないのに、自分が悪くて、自分は足りない、足りないと責めていたころ。
 前世のように、遠く感じていたのに、あの頃も変なバランスなりによく頑張った!と褒めてあげたくなりました。やっと。

 営業、接客販売は、セールストークがあります。
店舗があり、商品説明があります。あと、一対一なので、内向的でも気楽なのでした。商品の良さを伝えるのはすきでした。苦手だと思っていたことが、少しできてびっくりしました。
 その診断結果とは違うけど、合わない?こともなく、やってみて良かった。
 その時に自分がしたほうがいいと決断したことを褒めてあげよう!
 
 書くことは、そのへんがちょうどいいです。
ひっそりとしながらできるから。🙂

 10代は自分の特徴が捉えきれてなくて、未熟なせい自分のせいと、いつも我慢したり、気にしないふりをしたり人の基準に適応しようとしてました。
 
 ある日疲れて、自分の無意識の海からお知らせが来た時に
 ユング心理学を学んで、人は多様な価値感のもとに生きていて、自分が作った世界と人が作ったルールの違いの区別がつきました。
 
 自分以外の人が作ったルールは、合えばラッキーで、合わなくて当たり前なことを知ったのでした。
 
 そこに合わせるのだから、
 苦しくて当たり前で、
折り合いをつけるということをやっと意識できたのでした。
 そこから、折り合いをつけていくことを意識しても、できるかどうかはいろいろでした。😗
 
 最初にリンクを貼った記事は、自分の棚卸しの話です。
 いいところを伸ばすか、足りないところを強化するか、などなど。

 今の自分の器をどういうバランスにするか、考えてたら、いろいろと過去のことを思い出したのでした。

 つけたし
 社会的仮面は、意識してみなさんつけていて、必要なものらしいです。
 意識してると、家で外せたり、場所や相手によって調節できるかな。
 私は無意識に選んでいたので、つけていたり、無防備だったり、ギャップがあってアンバランスで、見ようによっては面白かったかもです。

 
 

 
 

 

 

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